2017.02.17

中部運輸局では平成29年2月17日（金）13時から、名古屋港ガーデン埠頭に入港中の「銀河丸」内において、愛知県立三谷水産高等学校水産食品科２年生の生徒３７名（うち女子２５名）を対象にシップスクール（船内調理学習会）を開催しました。

これは内航船員の調理部門にスポットを当て、実際の船内の厨房施設などを見学しながら司厨（調理）部門の仕事内容・やりがいなどについて船員から説明を受け、船員という職業を将来の職業選択肢の一つとして貰うことを目的としたもので、中部管内では初めての試みとなります。海技教育機構（JMETS）の協力を得て、海事振興部の女性職員も全員がスタッフとして参加しました。

当日は、小雨のなか生徒達は乗船前に事前学習として船内調理に関する制度を船員労政課から説明を受けた後、乗船のあとは４班に分かれて銀河丸の船内を見学し、同船に勤務する船員（一等航海士ほか３名）から説明を受けていました。船内見学のあとは事務長から実際に船の中で調理をしているDVDを利用しながら司厨部門の仕事についての解説がありました。質疑応答の時間では、船内での生活に関する疑問や船内での食材の保存や補給についてなど、活発に質問が飛んでいました。

中部運輸局では、海運業を支える日本人船員の減少、著しい高齢化を踏まえ、今後も若年船員の雇用支援、内航海運の重要性の啓発活動を図り、内航船員志望者の拡大に向けたとりくみで若年船員の確保につとめて参ります。

開催当日の銀河丸

中部運輸局担当者の講義

銀河丸乗り組み船員の船内説明

銀河丸事務長による解説