2019.02.26

〜みんなで働きやすい環境づくりを〜

平成３１年２月２６日(火)三重運輸支局及び鳥羽海事事務所は、船員災害防止協会鳥羽地区支部及び四日市地区支部と共催でWIB(船内向け自主改善活動)指導者向け講習会を鳥羽市(伊勢湾フェリー:知多丸)の船内で開催しました。

講習会は、WIBの先駆的取り組みの神奈川大学の久宗周治教授を講師として迎えて、三重県内の海運事業者22名を含む32名の参加により実施され修了書が交付されました。

このWIBは、本年度(平成30年度)から始まった第11次船員災害防止基本計画において明記され、その取組を推進していくことが定められています。

特に、船員は24時間船内で生活しているケースが多く、しかも通常4時間ごとの交代制勤務のため、まとまった時間がとりづらくかつ全員が一斉に揃うことが難しいといった船員特有の居住環境・作業環境があります。この特有な環境に対してWIBでは「アクション型チェックリスト」を採用し、全員が簡単にリスクチェック、自主的に参加、無理せず低コスト等の効果が見込まれ、かつ労働環境の安全性を高めるとして提案されているところです。

中部運輸局では、講習会による船員災害の防止対策を強力に推進することにより、安全で健康的な魅力ある環境作りに向け取り組んでいます。