2019.05.21

令和元年5月21日、静岡運輸支局清水庁舎にて職場体験を実施し、清水第五中学校の生徒4名が運輸局の役割や造船所の仕事について学びました。

午前中は庁舎内で各担当の職員がそれぞれ講義を行いました。海運業の説明や清水港に入港する船を紹介したあと、船舶免状や船員手帳の作成現場を見学したり、実際に端末を操作して求人・求職情報の検索を行ったりしました。また、船員の労働環境や運航管理に対する監査や指導、船舶の設備・構造に関する検査など、船が安全に航行するためにソフト面とハード面の両方に運輸局の海事行政が関係しているということを説明しました。

午後からは株式会社カナサシ重工にご協力いただき、造船の現場や船舶検査官が行う業務の説明を行いました。造船の現場では、適当な大きさにしたブロックを積み上げていくことで、船を作っています。今回は、ブロック状態の鉄板や、そのブロック状態の物を積み上げてできた船底の前方部分を見学しました。また、船舶検査時に、部品にある傷の有無を確認するカラーチェックの説明を行い、そのカラーチェックが行われている現場も見学しました。

4名の生徒は熱心に話を聞き、身近な清水港での仕事について理解を深めていました。今回の職場体験が、今後の進路選択に良い影響になったことを願います。