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四国の主要観光地入り込み状況(平成15年度上半期(4月〜9月))印刷用ページ

観光部

1.目的等
 四国における観光地の入込状況を把握し、今後の観光行政の参考とするため、香川県、徳島県、愛媛県、高知県の各県15カ所、合計60カ所の主要観光地の入込客数のデータを収集し取りまとめたものである。

2.四国全体の概況
 平成15年度上半期の主要観光地の入込客数は、香川県の施設は比較的好調であったものの、四国全体では、前年度同期に比べ、増加施設が22カ所、減少施設が38カ所と、減少した施設が多く、調査施設全体の入込客数合計でも対前年度同期比1.8%の減少となっている。
 その原因としては、依然として個人消費そのものが伸び悩んでいることに加え、4月には統一地方選挙があり観光客の出足が鈍かったこと、ゴールデンウィークは好天ではあったものの、曜日の並びが悪く大型連休とならなかったこと、また5月中旬には、SARSに感染した台湾人医師が四国で観光旅行していたことがわかり、各地で団体客のキャンセルや、個人旅行の手控えなどの風評被害が発生したことが影響したと思われる。

3.各県の概況
(1)香川県
 前年度同期に比べ、増加施設が9カ所、減少施設が6カ所と、昨今のうどんブームを追い風に、調査施設の過半数の観光施設が増加しており、調査施設合計でも対前年度同期比4.9%の増加となった。
 まず、SARSに揺れた小豆島の観光地は、結果的には「寒霞渓ロープウェイ」が対前年度同期比109.4%、「二十四の瞳映画村」が同107.7%と好調であった。報道があった5月中旬以降から6月初旬にかけては、団体ツアーの取りやめ等により大きな被害を受けたが、県観光協会、大手旅行会社等のキャンペーン、大型ホテルのオープン効果や、SARS風評被害報道の宣伝効果もあり徐々に回復、観光客を取り戻した形となった。
 高松周辺では、平山郁夫展ほか特別展示の効果で「香川県歴史博物館」が対前年度同期比142.2%、桜の開花にあわせ夜間開放を4月に戻した「玉藻公園」も同113.6%と増加している。一方「栗林公園」は、対前年度同期比94.0%と減少したが、これは昨年9月に動物園閉園前の駆け込み入園が多かったことが一因と思われる。
 その他の東讃地域では、夏休み期間中無休とし、1時間延長した「さぬきこどもの国」が対前年度同期比110.2%と増加した。一方「瀬戸内海歴史民俗資料館」は対前年度同期比88.1%と減少した。「屋島ドライブウェイの利用台数」については対前年度同期比100.8%とわずかながら増加、「四国民家博物館(四国村)」が同98.3%とやや減少している。
 西讃地域では平成14年4月から無料化した「瀬戸大橋記念館」が対前年度同期比122.2%、「琴平」の入込客数が同105.0%、「国営讃岐まんのう公園」が同104.7%と増加した。一方「ゴールドタワー」は対前年度同期比94.2%、「四国ニュージーランド村」が同91.0%と減少している。「中津万象園」(有料入園者のみ)では同98.1%と微減している。

(2)徳島県
 前年度同期に比べ、増加施設が2カ所、減少施設が13カ所と、一部の施設を除き減少した施設が多く、調査施設合計でも対前年度同期比7.8%の減少となっている。
 鳴門周辺では「渦の道」とのセット券販売等積極的な営業活動が効果を上げた「大鳴門橋架橋記念館」が対前年度同期比136.6%と増加した。一方SARSの風評被害の影響を受けた「渦の道」が対前年度同期比90.0%、「ドイツ館」は同81.9%、「鳴門公園(駐車場)」も同90.2%と減少した。
 徳島周辺では「とくしま動物園」が対前年度同期比93.0%、「阿波十郎兵衛屋敷」が同86.3%、「とくしま体験館」が同89.3%の減少となった。そのほか「文化の森総合公園」が対前年度同期比97.9%とほぼ横這い、「阿波おどり会館」が同96.4%とわずかに減少した。
 板野・藍住周辺では、7月にオープン2年目を迎え人気が一段落したことがうかがえる「あすたむらんど徳島」が対前年度同期比75.1%、「藍の館」も同91.0%と減少した。
 県南部では、「太龍寺ロープウェイ」が対前年度同期比85.1%、「うみがめ博物館」も同91.2%と減少した。
 県西部では、「祖谷のかずら橋」が、対前年度同期比112.3%と増加しており好調である。一方「ラピス大歩危」内の有料施設である「石の博物館」では、対前年度同期比92.9%と減少している。

(3)愛媛県
 前年度同期に比べ、増加施設が5カ所、減少施設が10カ所と、減少した施設が多く、調査施設合計でも、対前年度同期比4.6%の減少となっている。
 松山・道後周辺では、平成15年4月から児童・生徒を無料化し、「子規亭<道後寄席>」などのイベントを実施した「子規記念博物館」が対前年度同期比116.1%と増加した。一方「市内定期観光バス」は対前年度同期比92.4%、「松山城ロープウェイ・リフト」が同86.9%、「とべ動物園」が同89.2%と減少した。「道後温泉(旅館組合加盟施設への宿泊者)」は対前年度同期比100.9%、「伊予かすり会館」が同98.3%とほぼ横這いであった。
 しまなみ海道沿線では、山下清展などの特別展が人気だった「大三島美術館」が対前年度同期比158.2%、町内で開催された<能島水軍シンポジウム>に合わせ関連展示を行った「能島村上水軍資料館」が同110.8%と、それぞれ増加した。一方「村上三島記念館」が対前年度同期比68.7%と減少した。また、「しまなみ海道レンタサイクル」は対前年度同期比95.5%とやや減少している。
 新居浜周辺では、「マインピア別子」が対前年度同期比99.9%、「愛媛県総合科学博物館」も同99.1%とほぼ横這いであった。
 また、南予地方では、「内子座」は個人客の安定した伸びに支えられ、対前年度同期比107.1%と増加した。一方、夏場の長雨の影響を受けた「南楽園」は対前年度同期比94.3%、「伊達博物館」が同91.9%と減少した。

(4)高知県
 前年度同期に比べ、増加施設が6カ所、減少施設が9カ所と、全体的には減少した施設が多く、調査施設合計でも対前年度同期比3.5%の減少となっている。
 高知市・桂浜周辺では、「桂浜(駐車場)」が対前年度同期比100.1%、「高知城」が同99.2%、「牧野植物園」が同97.1とほぼ横這いであった。
 南国周辺では、夜の動物園として2日夜間開園した「県立のいち動物公園」が対前年度同期比114.0%と増加した。一方「龍河洞」は対前年度同期比90.3%、「西島園芸団地」が同82.9%、「龍馬歴史館」が同88.3%と減少した。「アンパンマンミュージアム」は対前年度同期比99.2%、「龍馬記念館」が同100.0%と横這いとなった。
 ごめん・なはり線開通から2年目を迎えた県東部では、「モネの庭マルモッタン」が対前年度同期比で78.9%と減少した。
 県西部では、リニューアルのため平成14年5月7日から7月5日まで閉館していた「四万十川学遊館」が対前年度同期比112.7%、「四万十川観光開発遊覧船」が同107.3%、平成13年9月の西南豪雨の影響から脱した「足摺海底館」が対前年度同期比117.5%とそれぞれ増加した。一方、伊野町の「紙の博物館」は対前年度同期比74.5%と減少した。また「足摺海洋館」は対前年度同期比97.3%とほぼ横這いであった。

※留意事項※
 この資料は、特定の観光地・施設の増減を前年度同期と比較したものであり、四国全体の観光入込数を示したものではない。

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四国の主要観光地等
PDF〔28.0KB〕

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観光地等入込・利用状況
PDF〔16.0KB〕

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