環境問題に対する中国運輸局の取り組みについてご紹介します。
環境にやさしいカーシェアリング
広島県では、民間企業による初のカーシェアリングの事業化を目指す「株式会社マツダレンタカー」からの提案を受け、平成16年10月15日付けで内閣総理大臣あてに構造改革特別区域基本方針別表No.1217「環境にやさしいレンタカー型カーシェアリングのための無人貸渡しシステム可能化事業」を内容とする構造改革特別区域計画として「環境にやさしいカーシェアリング広島特区」の認定申請を行っていましたが、平成16年12月8日付けで、当該構造改革特別区域計画事業としては全国で初めて特区認定されました。
中国運輸局では、特区認定を受けた広島県を同日付けで「環境にやさしいカーシェアリング推進モデル地区」として認定し、積極的な広報等により強力に支援しています。
中国運輸局では、特区認定を受けた広島県を同日付けで「環境にやさしいカーシェアリング推進モデル地区」として認定し、積極的な広報等により強力に支援しています。
カーシェアリング(自家用自動車の共同利用)は、欧米や我が国でも様々な取り組みが行われており、マイカーの過度の使用を一定程度抑制し、都市部における生活環境の悪化や慢性的な渋滞の発生という問題解決にも役立つ効果も期待されますが、国内においては、いずれも試験段階のものとなっているのが現状です。
今回の認定を受けて、広島県内全域において、レンタカー型カーシェアリングとして、低公害車の使用やITの活用による車両管理を要件に、無人店舗での車両貸渡し事業(レンタカー事業)が可能になります。
環境にやさしいカーシェアリング推進モデル地区「広島県」において環境にやさしいカーシェアリング事業の具体化が図られ、地域の環境の改善に資するものとなるよう期待しております。
「環境にやさしいカーシェアリング広島特区」イメージ図
カーシェアリング とは
公共交通手段の整った都市において、自分の車を持たずに必要な時に使用目的に合った車を自家用車と同じように手軽に共同利用する会員制のシステムです。
個人にとっては、マイカーに近い移動手段をより安く確保できるうえ、社会的にも、車に占拠される都市空間の節約をもたらすほか、車の絶対量や交通量を削減し、交通・環境問題の改善効果が期待されます。欧米での利用者は15万人とも20万人ともいわれていますが、我が国でも普及に向けたさまざまな取り組みが各地で始まっています。