交通分野における環境問題に対する取り組みについてご紹介します。
運輸事業者のグリーン経営推進
グリーン経営とは
運輸事業者が、環境保全に向けた取組みを行うことによって、効率の向上を目指す経営です。
マニュアルのチェックリストに沿って取り組むことができ、中小規模の事業者でも環境改善に向けた取り組みの目標設定と、その評価が容易になります。自主的で、継続的な環境保全活動を行うことができます。
国土交通省及び公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団では、運輸事業者の環境に配慮した経営(グリーン経営)を推進しています。
グリーン経営認証制度とは
グリーン経営推進マニュアルに基づいて一定レベル以上の取り組みを行っている事業者に対し、審査のうえ、認証・登録を行います。
認証機関は、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団です。
トラック事業 | 平成15年10月から開始 |
バス、タクシー事業 | 平成16年4月から開始 |
旅客船、内航海運、港湾運送、倉庫業 | 平成17年7月から開始 |
グリーン経営の認証を取得した事業者については、国土交通省及び公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団のホームページ等を通じ、広く事業者名等を公表しています。
公表により、荷主からの評価や社会的評価の向上につなげ、認証取得のメリットや社会的意義をアピールすることを目指しています。
認証取得によるメリット
主なもの
燃費の向上
交通事故件数の減少
車両故障件数の減少
お客さまからの評価の向上
リーダー層の人材育成
職場モラル・士気の向上