省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)の規制分野は、4分野あります。
工場・事業場
輸送(運輸部門)
住宅・建築物
機械器具
運輸部門(交通分野)の省エネルギー
省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)の規制分野
便利な生活とのバランスを考慮しつつ、省エネルギーに取り組むことで、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出を減らすことができます。
国土交通省(運輸局)は、省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)のうち、運輸部門(交通分野)の省エネルギーを担当しています。
エネルギー使用量 報告対象 | |
---|---|
輸送 (運輸部門) |
保有車両数等
|
その他3分野 | 年間のエネルギー使用量 (原油換算で1,500kl以上) |
交通事業者はエコドライブを重視
事業者から提出される省エネルギー中長期計画書・定期報告書(法定報告)によると、エコドライブ(交通の流れを阻害しない範囲で燃料消費を抑えた運転)を重視していることがわかります。
エコドライブは、事故の減少や燃料消費削減により、経営効率の改善に繋がる取り組みであると認識されています。
エネルギー消費を抑えつつ経済発展を遂げた日本
我が国は1970年代に石油危機に見舞われ2度のオイルショックを経験し、官民が力を合わせて省エネルギー対策に取り組んできました。
その結果、エネルギー使用量を最小限に留めながら国内総生産(GDP)を倍増させてきました。
2016年度において1973年比でGDPは2.5倍に成長しましたが、運輸部門の全体のエネルギー消費量は1.7倍に留まっています。
輸送事業者の省エネルギーへの取組み
多くの事業者が取り組んでいる項目
項目 | モード | 内容 |
---|---|---|
低燃費・高効率車(船)の導入
|
鉄道
|
|
自動車
|
|
|
船舶
|
|
|
エコドライブの励行
|
自動車
|
|
車載装置の導入・使用
|
自動車
|
|
社外でのエコドライブ教育実施・参加促進
|
自動車
|
|
一部事業者の先進的取り組み
項目 | 区分 | モード | 内容 |
---|---|---|---|
輸送機器の軽量化
|
貨物・旅客共通
|
自動車
|
|
燃費改善に資する消耗品
|
鉄道
|
|
|
バイオ燃料の使用
|
自動車
|
|
|
自然エネルギーの導入
|
自動車
鉄道 |
|
|
社内外の活動参加
|
自動車
鉄道 |
|
|
各種認証の取得・継続
|
自動車
|
|
|
マップシステムの活用
|
貨物
|
自動車
|
|
燃料使用量の記録
|
自動車
船舶 |
|
|
モーダルシフト
|
自動車
船舶 |
|
|
共同輸配送の実施
|
自動車
船舶 |
|
|
荷主との連携
|
自動車
|
|