2024年4月4日 更新
令和5年度 交通実践セミナー
令和6年2月16日(金曜日)TKP ガーデンシティPREMIUM広島駅前において、地方自治体の交通担当者や公共交通事業者の皆様に、交通分野における課題解決のきっかけとしていただくことを目的として交通実践セミナーを開催、80名近くの方に参加いただきました。
中国運輸局は、今後もこのようなセミナー開催等を通じ、中国地方の地域公共交通が持続的に確保維持されるよう、地域の皆さまとともに課題解決に向けて 取り組んで参ります。
次第
《基調講演》「未来から考える交通・まちづくり〜地域の方々が共感できる希望の物語をどう紡げるか〜」
NPO法人持続可能なまちと交通をめざす再生塾理事長 村尾俊道 氏(元京都府交通基盤整備推進監)
基調講演では、NPO法人持続可能なまちと交通をめざす再生塾理事長 元京都府交通基盤整備推進監 村尾俊道 氏より「未来から考える交通・まちづくり〜地域の方々が共感できる希望の物語をどう紡げるか〜」と題して、北近畿タンゴ鉄道の上下分離や鉄道線整備を主導された経験を踏まえた地域公共交通のリ・デザインに取り組む上でのポイントについてご講演いただきました。
《事例紹介》「『共創モデル実証プロジェクト』による実施状況の報告@」
広島型協調・共創プラットフォーム(資料)
広島バス株式会社 事業推進課 課長補佐 清水 雅秀 氏
実証運行期間【2023.12.1〜2023.12.28】
・広島バス29号(矢賀経由)線について広島電鉄2号線と重複する区間の運行を取りやめ、余剰車両を温品四丁目(広電)〜小笠原車庫の増便へ仕業を変更。
・広島電鉄2号線との乗り継ぎ運賃を設定。
《事例紹介》「『共創モデル実証プロジェクト』による実施状況の報告A」
とっとり共創型交通プロジェクト(資料)
鳥取市 都市整備部 交通政策課 課長補佐 宮谷 卓志 氏
実証運行期間【2023.10.2〜2024.2.9】
・AIオンデマンド乗合交通「とりモビ」を運行
・回数券・サブスク料金の設定。乗車証明による割引特典を設定。
《事例紹介》「『共創モデル実証プロジェクト』による実施状況の報告B」
人材育成関係(資料)
NPO法人持続可能なまちと交通をめざす再生塾理事長 村尾俊道 氏
《トークセッション》
登壇者:広島大学大学院先進理工系科学研究科 藤原章正教授、呉高専神田教授(進行役)、NPO法人持続可能なまちと交通をめざす再生塾理事長 村尾俊道氏、広島バス株式会社 事業推進課 課長補佐 清水 雅秀氏、鳥取市 都市整備部 交通政策課 課長補佐 宮谷 卓志氏
トークセッションでは、現地参加者及びオンライン参加者からWEB上にて質問をリアルタイムに受け付け、会場の全員と質疑内容を共有した上で、登壇者の皆様に回答していただく、という形で進められました。取組事例を紹介いただいた登壇者の皆様からは、取組において苦労したポイントや、共創パートナーの見つけ方、関係者調整にあたっての実態など、実際に取組を進める中で感じたことについて、お話しいただきました。
事後のセミナーアンケート調査にて、「皆さんの考えている疑問点や気になっていることが分かったため、より交通に対する理解が深まった。」「自治体職員としてのスキルアップや考え方など大変勉強になりました。」など、高い評価をいただきました。
※上記資料の著作権はすべて制作者に帰属します。
転載及び他への再配布を希望の際は、必ず中国運輸局にご相談ください。