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中国運輸局 > 鉄道 > 鉄軌道関係の施策案内

鉄軌道関係の施策案内印刷用ページ

中国運輸局で取り組んでいる鉄軌道関係の施策をご案内します。

幹線・高速交通ネットワークの整備・充実

N700A

 山陽新幹線では、平成26年から安全・信頼・快適・環境を追求した新型車両N700Aが投入されました。平成29年3月からは東京〜博多間の定期列車の「のぞみ」は全てN700Aで運行され、一層の快適性、安全性の向上が図られています。
 新幹線N700A 九州新幹線は平成23年3月12日に博多までの全線で開業し、山陽新幹線と直結して新大阪〜鹿児島中央間の直通運転が実現しました。
 JR西日本可部線においては、平成15年に廃止された区間の電化延伸工事が行われて いましたが、平成29年3月に可部〜あき亀山が開業しました。
 智頭急行では特急車両「スーパーはくと」による最高時速130qでの高速運転が好評であることから、鳥取方面と京阪神方面で1日7往復と充実した運行が行われています。

すべての人が利用しやすい交通システムの構築

 快適で利便性の高い輸送サービスを提供するため、既存施設の改良等による速度向上や輸送力の増強を図るとともに、低床路面電車の導入、鉄道駅におけるエレベーター・スロープ・多目的トイレの整備、車両及び駅施設の多言語化など、バリアフリー化・多言語化を進め、利用者ニーズに沿った輸送サービスの改善を図っています。
 ICカード乗車券・定期券について、JR西日本のICOCA、広島県内のPASPY、岡山県内のHARECAが導入されており、ICOCAはJR以外にも広島電鉄、広島高速交通、岡山電気軌道、スカイレールサービス(定期券のみ)で使用できます。ICOCAは岡山県・広島県・山口県の一部でしか使えませんでしたが、平成28年12月から鳥取県・島根県の一部でも利用できるようになり、中国5県全てでICカード乗車券・定期券が利用できるようになりました。
 さらに、JRだけでなく岡山電気軌道で平成29年10月から、広島電鉄、広島高速交通で平成30年3月から、新たにKitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、PiTaPa、SUGOCA、nimoca、はやかけんの9種類のICカード乗車券が使えるようになりました。

広島電鉄のLRV

モーダルシフトの推進

 陸上の大量輸送機関としての鉄道貨物輸送は、他の輸送モードと比較して、エネルギー等を効率的に利用することができ、環境負荷の軽減が可能という特徴があります。
 広島貨物ターミナル駅 JR貨物では、山陽線において変電設備の増強や待避線延伸等の整備を行い、平成19年3月から貨物列車の長編成走行化(1,300トン)を図ることで、トラックによる長距離輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトの推進を図っています。
 また、平成27年3月に伯耆大山駅にコンテナホームを新設し、米子地区に効率的な輸送体系を構築するとともに、山陰地方のコンテナ取扱い拠点として、輸送サービスを提供しています。

広島貨物ターミナル駅

輸送の安全確保

 安全運行対策として、乗務員等の教育の充実、列車の運行管理の改善、車両の安全確保等について指導を行っています。
 内方線付き点状ブロック また、事故等発生時における情報の収集や現場の調査及び運輸安全委員会への支援等について、迅速かつ適切な初動対応を行い、正確な事故等の発生原因を把握し、効果的な事故防止対策について指導を行っています。
 施設の安全対策としては、軌道や路盤等の施設の保守及び強化、降雨による土砂崩壊、あるいは落石や雪崩等による施設の被害の防止、信号保安設備及び電路設備の整備・充実等について指導を行っています。
 特に、駅・高架橋の耐震対策、橋りょう・トンネル等の長寿命化、ホームにおける柵・内方線付き点状ブロックの整備等の推進について指導を行っていきます。
 また、引き続き、踏切事故防止のため、踏切道改良促進法に基づく指定踏切や「踏切安全通行カルテ」公表踏切等について、構造改良や踏切保安設備整備等の対策を促進します。

内方線付き点状ブロック内方線付き点状ブロック

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