Q24 プレジャーボートに乗るにはどのような免許が必要ですか。
A24 ○ボートは、航行区域により1級又は2級小型船舶操縦士の免許が必要です。
ボート・ヨット用免許
免許区分 |
操縦できる範囲 |
1級 |
区域 |
全ての水域 |
大きさ |
24m未満 ※1 又は20トン未満 |
2級 |
区域 |
5海里以内+平水 |
大きさ |
24m未満 ※1 又は20トン未満 |
(若年者限定)※2 |
18歳の誕生日前日まで5トン未満 |
2級
(湖川小出力限定) |
区域 |
湖川等 |
大きさ |
5トン未満 |
出力 |
15Kw未満(20馬力以下) |
- ※1 「24m未満」はプレジャーボート利用に限ります。(確認申請が必要)
- ※2 18歳未満の方の免許は、18歳になるまで操縦できる船の大きさを5トン未満とする「若年者限定」が付されます。(平成16年10月31日以前に交付された免許証には付されたとみなします。)
若年者限定が付された免許証は、18歳に達した時点で限定のない免許証とみなし、そのまま使用できます。また、更新・再交付・訂正の申請時に18歳に達した場合、若年者限定が外された免許証が交付されます。
○水上オートバイは、特殊小型船舶操縦士の免許が必要です。
水上オートバイ用免許
免許区分 |
操縦できる範囲 |
特殊 |
船舶 |
特殊小型船舶(長さ4m未満×1.6m未満の水上オートバイ) |
区域 |
船検証に記載される水域(2海里) |
○免許の取得には、身体検査、学科試験及び実技試験に合格する必要があり、ボート教室等で勉強してから試験機関の試験を受ける方法と、登録小型船舶教習所での教習を終了し、学科試験と実技試験が免除になる方法とがあります。
また、合格後には1年以内に免許証交付の手続き(操縦免許申請)が必要です。詳しくは一般財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会のページへ
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Q25 手持ちのボートの免許は現在どのように変わりましたか。
A25 現在の免許区分は平成16年11月1日に改正され、お手持ちの免許の種類に応じて、新しい免許区分に以降します。
お手持ちの免許が旧1級〜5級の場合
お手持ちの免許の区分 |
新たな免許の区分(H16.11.1以降) |
旧 1級 |
1級 + 特殊 |
旧 2級 |
1級 + 特殊 |
旧 3級 |
2級 + 特殊 |
旧 4級 |
2級(若年者は5トン限定 ※1) + 特殊 |
旧 5級 |
2級(若年者は5トン限定 ※1)、(1海里限定) + 特殊 |
旧4・5級(湖川小馬力限定) |
2級(湖川小馬力限定) |
お手持ちの免許が1級・2級・特殊の場合
お手持ちの免許の区分 |
新たな免許の区分(H16.11.1以降) |
1級 |
1級 |
1級(5トン限定 ※2) |
1級 |
2級 |
2級 |
2級(5トン限定 ※2) |
2級(若年者は5トン限定 ※1) |
2級(5トン限定 ※2)(1海里限定) |
2級(若年者は5トン限定 ※1)、(1海里限定) |
2級(湖川小馬力限定) |
2級(湖川小馬力限定) |
特殊 |
特殊 |
- ※1 18歳未満の方の免許は、18歳になるまで操縦できる船の大きさを5トン未満とする「若年者限定」が付されます。(平成16年10月31日以前に交付された免許証には付されたとみなします。)
若年者限定が付された免許証は、18歳に達した時点で限定のない免許証とみなし、そのまま使用できます。また、更新・再交付・訂正の申請時に18歳に達した場合、若年者限定が外された免許証が交付されます。
- ※2 現在「5トン限定」が付いている操縦免許、18歳未満の方を除き、有効期間満了日までは「5トン限定」がない免許証とみなされ、講習等を受ける必要がなく、そのまま使用できます。また、平成16年11月1日以降に更新・再交付・訂正の申請を行なった場合、「5トン限定」の表示が外された免許証が交付されます。
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Q26 プレジャーボートは登録とか検査が必要なの。
A26 プレジャーボートとは、一般的にモーターボート、ヨット等、海洋レクリエーションに使用される小型船舶の総称です。また、舟艇と呼ばれることもあります。
小型船舶は、「小型船舶の登録等に関する法律」に基づき、総トン数20トン未満の小型船舶を登録することにより所有権を公証しようとするものです。
登録の対象となる小型船舶は、総トン数20トン未満の船舶で、登録を受けなければ航行できません。
ただし、次の船舶は登録の対象外です。
- 漁船登録を受けた船舶、ろかい舟、係留船
- 長さ3メートル未満の船舶であって、かつ、推進機関の連続最大出力が20馬力未満のもの
- 長さ12メートル未満の帆船(国際航海に従事するもの、沿海区域を超えて航行するもの、推進機関を有するもの及び人の運送の用に供するものを除く)
- 推進機関及び帆装を有しない船舶 など
※都道府県から船籍票の交付を受けている船舶及びこれまで船籍票の交付を受けていなかった総トン数5トン未満の船舶は、平成17年4月1日までに日本小型船舶検査機構(JCI)へ登録を移行しなければなりません。
また、総トン数20トン未満の船舶(特種船舶等、一部の船舶は除く)は、日本小型船舶検査機構(JCI)の行なう船舶検査を受け、船舶検査証書を受有しなければ航行することができません。
詳しくは北海道運輸局海上安全環境部船舶安全環境課又は日本小型船舶検査機構(JCI)へお問い合わせください。
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Q27 PSCという言葉を聞くことがあるけど、一体何のことですか。
A27 PSCとは、外国船舶の監督「PORT STATE CONTROL (ポート ステート コントロール)」の略称です。
1970年代後半から大型船舶の海難事故が増大し、人命の安全確保、海洋環境保全等の観点から国際的に大きな問題となり、その船舶の多くは、国際海事関係条約の基準に適合していない船舶であったことから、これらの船舶を排除していくために、我が国に入国する外国船舶の構造・設備・乗務員の資格等を検査・監督し、日本近海における安全確保及び海洋環境の保全に努めています。
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Q28 外航海運とは。
A28 外国との間の航海を「外航」といい、外航によって行われる輸送である外航海運は、外航貨物輸送と外航旅客輸送に区分されます。
我が国は、経済活動を維持していく上で必要なエネルギー資源や食料の多くを海外に依存しています。また、我が国が基本的に原材料を輸入し、製品を諸外国に輸出するという貿易構造をもっているため、これらの物資輸送の99%を担うのが外航海運で、我が国の国民生活・経済活動を支えるうえで極めて重要な役割を担っています。
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Q29 内航海運とは。
A29 我が国と外国との間での航海を指す「外航」に対して、国内の港間における航海を「内航」といい、内航輸送は、内航貨物輸送と内航旅客輸送に区分され、このうち内航貨物輸送を「内航海運」といいます。
国内の港と港を結んで、食料品、日用品、産業基礎資材や石油など、国内貨物輸送の約4割を担っており、我が国の経済を支え、経済情勢の変化にも対応しつつ国内物流の大動脈としての物資の安定輸送に貢献しています。
また、内航海運はモーダルシフトの重要な担い手として期待されており、環境負荷の低減に寄与する手段として一層その果たす役割は大きくなっています。
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Q30 港湾運送とは。
A30 港湾において、船舶への貨物の積み卸しなどを行う荷役をはじめ、貨物の仕分け等を行う上屋等への搬出及び一時保管、さらには船積み貨物の重量の検査や証明等が行われており、これらをまとめて港湾運送といいます。
かつては港湾荷役は人力に頼ることが多く、荷捌きに時間がかかりましたが、最近はコンテナ化や機械化・情報化が進み、荷役効率は10倍以上になっています。
我が国の貿易量の99%は海上貿易が占めており、また、金額ベースでも約8割が海上貿易によって行われています。
港湾運送は、陸上輸送と海上輸送の結節点である港湾において、両者を円滑に結びつける不可欠かつ重要な役割を果たしています。
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Q31 船員失業保険の受給はどうやって手続きするのですか。
A31 船員保険の失業保険金を受け取るための条件として、失業状態であり、資格喪失前2年間に通算12か月以上(又は1年間に通算6か月以上)の被保険者期間があること(離職理由により異なります)、健康で仕事ができる体力・能力があること、積極的に仕事を探すことが求められます。
これらの条件を満たす人は、船員失業保険証、船員手帳を持参し、住所を管轄する運輸局、運輸支局で手続きをしてください。
詳しくは、下記「問い合わせ先」をクリックすると表示される、北海道運輸局海事振興部船員労政課又は最寄りの運輸支局へお問い合わせください。
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Q32 クルーズの魅力とは。
A32 クルーズ(Cruise)とは、一般的に広辞苑では「周遊船旅行」と解釈されていますが、その種類や形態は多岐多様にわたっています。
屋形船に乗ってのカラオケ宴会やレストラン船での港内周遊なども、広い意味でクルーズといわれるようになっています。こうした2〜3時間乗船する身近なレジャーから100日間以上をかけて世界一周する客船の旅も、また、クルーズと呼ばれています。
この「クルーズ」の語源は、一般的に「目的地を決めずに海上をジグザグに航行する」という意味で使われています。
クルーズの旅は、一度体験したらまた行きたくなるような魔法を秘めた魅力を持っています。クルーズがたくさんの人々に好まれるその理由をご紹介します。
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