特集Vol.2東海道
海と共に栄えた街・東海道「小田原宿」
神奈川県 黒潮の恵みを受ける海の幸の宝庫・小田原宿
小田原宿は漁業で栄え、かつて東海道五十三次の9番目に数えられた東海道屈指の元宿場町です。江戸時代、小田原へ行くためには、酒匂川(さかわがわ)を渡る必要があったのですが、治安確保のため橋や舟を渡すことを幕府が禁止していました。そのため、人や荷物は、人夫(ニンプ)や輦台(レンダイ)と呼ばれる板に棒をつけたものへ載せて運びました。
酒匂川を越える様子と、遠くに箱根の山と美しい小田原城が描かれています。
小田原は、将軍のお膝元であった関東の八カ国を統一した後北条氏の城下町としても栄えました。街道を行く人にとっては、江戸を出て最初の城下町であり、険しい箱根山を越える前に体を休められる宿場として、とても大切な存在でした。
神奈川県の西地域に位置し、日本三大深湾である相良湾を有しているため、昔も今も海と共に生きている町です。相良湾は、黒潮の影響を大きく受ける開けた湾で、約1400種類もの魚が獲れるまさに海の幸の宝庫!現在、宿場町としての機能は失われてしまいましたが、この街を発展させた漁業は、何百年経った今でも続いています。
レトロな老舗店舗に歴史と温もり感じる「かまぼこ通り」
食べ歩きに伝統のモノづくり体験!ワクワクが止まらない通り
かつて小田原宿として栄えた場所には、漁業の歴史とそこに息づく人々の温もりが詰まった、老舗店舗が建ち並ぶ「かまぼこ通り」があります。
約30店舗のお店で賑わうかまぼこ通りでは、名物である様々なかまぼこや干物等の土産品が買えるだけでなく、食べ歩きにぴったりな揚げたてさつま揚げや焼き竹輪、地ビール、地域食材を使ったこだわりの自家製ジェラートなどを楽しむことができます。
■鱗吉 〒250-0012 神奈川県小田原市本町3-7-17 電話番号:0465-22-1315
おすすめメニューは、まるで濃厚なチーズケーキのようなチーズ伊達巻!
さらに、囲炉裏で足湯に浸かりながら練物をつまみに利き酒を堪能できる夢のようなお店も…!夏は足水バージョンもあるそうです。
また、かまぼこ作りや小田原提灯作り、寄木細工などの体験ができるスポットもあり、かつて小田原宿として栄えたこの地は、今でも魅力が尽きない通りとなっています。
毎年開催!小田原宿を再現した「小田原宿祭り」
「小田原宿祭り」は、小田原宿をイメージして、路上に畳を300畳敷き詰めて大宴会をするお祭りです。神奈川県の酒造やかまぼこ屋さんがメインで出店しており、なんと各酒造の日本酒飲み放題を楽しめます。
他にも様々なブースがあり、お神輿や子供も楽しく遊べる伝統的な遊びなどもあり、和の空間を堪能できる心弾むイベントです。小田原かまぼこ通り活性化協議会のサイトやSNSなどで情報が発信されるので、要チェック!
がっつり食べたい!小田原の穫れたて新鮮海の幸
魚のプロ・漁師と同じものを…!『漁師めし食堂』
漁港に来たなら、魚の美味しい食べ方を知り尽くしている漁師と同じものを食べたい…!そんな想いを叶えた『漁師めし食堂』は、小田原漁港直送で入ってくる食材を使い、新鮮だからこそ食べられる漁師めしを提供しています。ワイワイ楽しいお店で小田原漁港の雰囲気まで味わっちゃいましょう!
■漁師めし食堂 〒250-0021 神奈川県小田原市早川1-4-8 電話番号:0465-24-0056
1から10までこだわったからこそ名乗れる“海鮮丼専門店”「五鉄」
鮮度維持へのこだわりのため数量限定で小田原早川漁港から直送で仕入れる鮮魚と、地元のお米を米農家さんと話し合ってブレンドして炊いた海鮮丼のためのご飯、小田原の梅干しを漬け込み独自にブレンドしたこだわりの醤油、そして〆まで楽しんでもらうために用意したこだわりのだし汁。とことんこだわりの詰まった“海鮮丼専門店”のお味は格別そのもの。ここでしか味わえない海鮮丼を堪能できます!
■海鮮丼専門店小田原「五鉄」 〒250-0021 神奈川県小田原市早川1-4-7
インスタ映え間違いなし…!こぼれゲタ寿司がおすすめ「海鮮問屋 海舟」
漁港グルメのテーマパーク「小田原早川漁村」内に店を構える「海舟」では、なんと30種類もの海鮮丼を出しています。どの海鮮丼も新鮮で美味しいが、ひときわ目を引くのがこの「こぼれゲタ寿司」。下駄の形をしたお皿に新鮮なお寿司といくらが贅沢に盛り付けられた目でも楽しめる一品。インスタ映え間違いなし!
■海鮮問屋「海舟」 〒250-0021 神奈川県小田原市早川1-9-6 電話番号:0465-24-7802
小田原にしかない絶景フォトスポット“魔法のトンネル”
相良湾に面しているとはいえ、小田原の街を普通に歩いている分には海を見ることはできません。海と街の間には、西湘バイパスが通っているからです。そんな西湘バイパスがあるからこそ、生み出される絶景があります。
→ https://www.instagram.com/p/CzRz0C6SOtZ/?img_index=2
西湘バイパスには、“魔法のトンネル”という海と街をつなぐトンネルがいくつもあります。海風が吹き込む灰色のトンネルを抜けると、景色が晴れて鮮やかな小田原の海が一面に広がるのです。素敵なシルエット写真が撮れるスポットとしても話題で、見逃せない絶景スポットとなっています。
これからも、海とともに歴史を育む小田原
かつて漁業で賑わい、東海道屈指の宿場町と呼ばれた小田原。昔も今も、海とともに生きるこの街ならではの魅力的な風景や体験がたくさんあります。海と共に栄えてきた歴史を感じながら、ふらりと旅してみてはいかがでしょうか。