都市内及びその周辺地域においては、自動車交通量の増加により道路渋滞、大気汚染、騒音、振動などの交通公害が生じています。特に、輸送を担当するトラック事業者は、荷主ニーズ(多頻度小口配送や緊急配送など)に対応するため、輸送効率の低い運行を行うことにもなり、これが交通公害や物流コストの増大をもたらす原因のひとつになっています。
これらの問題を解決するため、(社)全日本トラック協会・(社)京都府トラック協会の協力を得て、京都市中央卸売市場から小売店等へ搬出される商品について、京都市内の5エリアを対象とした営業車による共同配送便の実証実験を平成15年2月21日より1か月間実施しました。
実証実験は終了しましたが、現在も共同配送便の運行は継続しております。今後は実験を通じて明らかになった運営上の問題点等を改善し、効率的な輸送の確立をはかることにしています。 |