INTERVIEW
人材と産業を
育てる
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C専門官
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現在の業務内容について教えてください。
主に物流を担当しています。商品がきちんと届くのは日常では当たり前ですが、災害時には物流が滞り、必要な物資が届かないといったことが起こります。実際に東日本大震災のような大規模災害では、広範囲にわたり物資が届きにくい状態が起こりました。そのような状況を回避するために、民間の倉庫を支援物資の拠点とし、その拠点から円滑な輸送を行えるよう調整を図っています。
また、トラックドライバー不足により今までどおりに物流を維持できない問題もあります。商品の輸送はトラックが中心ですが、鉄道や船舶を活用した複合的な輸送手段について検討・事業者への支援等も行っています。
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支局と本局のどちらも勤務経験がありますが、違いを教えてください。
最初に採用されたのが高知運輸支局で、そのあと徳島運輸支局へ行き、また高知運輸支局に戻り、四国運輸局(本局)にきました。
支局では窓口業務を担当しておりました。対応や判断に迷うケースが多々ありましたが、先輩方のアドバイスやサポートをいただきながら対処しました。雰囲気はとてもよく働きやすい環境でした。
本局では支局等からの問い合わせや本省とのやり取りなど調整することが多いです。また他の部署とのやり取りもあり、知識の幅を広く持つことができます。支局と比べて本局は大人数ですが、雰囲気はよい職場です。
おすすめの住みやすかった地域はありますか。
高知、徳島、香川の3箇所に行っていますが、高知は出身地でもあり、住み慣れた土地でした。徳島は初めての異動で行きました。最初はあまり知らない土地での生活に不安を感じておりましたが、眉山や渦潮など見所があり楽しく暮らすことができました。また、初めて見る阿波踊りは迫力もあり、とても感動しました。香川は職場が駅の近くにあるので、利便性がとてもよいところです。香川ではうどん屋巡りをして気に入った店を探したり、瀬戸内海の島々や景勝地をめぐったり、他では経験ができないことができました。
仕事をするうえで心がけていることはありますか。
確認作業を怠らないことです。職場の業務は多岐にわたるので、優先順位を決めなければなりません。処理が順序どおりにいけばいいのですが、時として思いどおりにいかないこともあります。どんなに忙しくなってもひとつひとつ確認作業を行い、丁寧に作業を行うことでミスを少なくできるのでそのように心がけています。
また、仮にミスが起きたとして、チームで解決する場面もあるのでチームワークは大事にしています。私たちの職場は、特にそういった風土が昔から根付いていると思います。とても働きやすい環境と思いますので、少しでも興味をもってもらえたら幸いです。
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K係員
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現在の業務内容について教えてください。
内航海運(貨物船)の許認可や、国庫補助航路の監査業務を主に担当しています。それのみならず、事業者へのヒアリングを通じて施策の問題点や要望等を汲み取って、上局である国土交通省に改善策を上申することも業務の一つです。また、この3月までは四国運輸局独自の官学連携協定によって、香川大学創造工学部で海洋観光のあり方について学ばせていただきました。
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近年、運輸・観光業界で担い手不足が問題となっていますが、運輸局として取り組んでいることはありますか?
当局では、これから運輸・観光業界で働こうとしている方向けに、或いは、この業界に興味を持っていただくために「人材確保・育成対策応援サイト」を立ち上げました。どの業界でも同じですが、人材不足が深刻化しており、数年後の事業運営すら危ういといった声が寄せられています。そういったなかで、モードを横断して持続的な業界づくりの下支えをさせていただくのも四国運輸局にとって大事な役割のひとつです。
仕事とプライベートの両立はできるでしょうか?
できます!いかに効率よく、抜かりなく業務をこなせるかがポイントだと思います。時にお風呂の中で企画業務の案について考えを巡らせることもあり、プライベートとの境界が曖昧になってしまうことはありますが、社会人であることを実感する瞬間でもあります。もちろん、お風呂を出たあとにはすぐにスマホに書き留め(重要!)、好きなお酒を飲んだり読書をするのが日々の楽しみです。
四国運輸局のPRをお願いします!!
改めて思いますが、自動車、鉄道、海運、観光といった日本の産業を支える業界と深く関わっており、とてもやりがいのある仕事だと実感しています。
また、仕事以外でも、休日にはフットサルや野球、テニスなど職員間の親睦を深めるサークル活動もあります(決して強制加入ではありません)。
そういうこともあってか、職員間の風通しの良さは特に自慢できる点だと思います(本当に気さくな上司の方ばかりです)。
ともに四国の運輸・観光行政に取り組んでみませんか?皆様に会える日を楽しみしています。
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※所属は令和4年度現在のものとなります。