北海道クルーズ振興協議会
 定期・定点クルーズ


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日本初の「定期・定点」クルーズを目指して

 クルーズ・エリアと運航形態は、運航海域の市場性や季節・気象・海象などの特性などによって、一定コースを定期周遊する『定点型クルーズ』と船そのものの特性をセールスポイントにして毎回、ルートを変える『不定期周遊クルーズ』に大別されます。

 エリア限定型・定期(定期・定点)クルーズは、カリブ海、エーゲ海クルーズなど
通年または、特定シーズンにハブ港から定期的に運航されているバック・トゥ・バック方式によるプログラムド・クルーズ。一定のスケジュールで何回も運航され、エリアが限定されているので「フライ&クルーズ」の商品化が容易となっています。

 アメリカが15年間でクルーズ人口が3倍に増加した理由…
 世界のクルーズ人口は、1,600万人と言われています(国土交通省海事局(2006年調査)のデータからの数字)。このうち70%はアメリカ人です。2005年には約1,120万人がクルーズを楽しんでいます。その大きな要因は、年間を通じて気象・海象が安定しているカリブ海が控えているからです。1970年代初頭からロイヤル・カリビアン・クルーズ社、カーニバル・クルーズ社などのクルーズ会社が大型船を投入してハード・ソフトの両面でサービスを争い合い、
アメリカやカナダ各地の内陸都市から航空機と結んだ「フライ&クルーズ」を商品化してマーケットを拡大させました。
 1990年以降、15年間でマーケットのサイズは3.2倍になりました。特に、
@カジュアル・スタイル、A4〜5日間の短時間、B低料金、C定点、D定期−という商品コンセプトが市場に受入れられて、ヤング、ファミリー、ハネムーナーなどの新需要の喚起につながった結果です。

 日本の「フライ&クルーズ」は、2006年に日本で初めて「飛んでクルーズ北海道」が、商船三井客船とJTB北海道の共同企画で商品化されました。この企画は、北海道クルーズ振興協議会設立時より待望の北海道の港を起点港とした将来の「定期・定点クルーズ」を目指すフライ&クルーズ商品です。この商品は、台風の影響が少ない北海道の8月下旬から9月中旬にかけて運航しています。

 「飛んでクルーズ北海道」は、道外の観光客を航空機により道内に迎え入れ、就寝中に目的地まで移動できるというクルーズ客船の特長を活かし、海からのアプローチにより短い日程で効率的に道内有数の観光地を巡ることを可能としたものです。
 世界遺産に登録された知床や人気の利尻、礼文島などピークシーズンの慢性的な宿泊施設不足の解消、米国に根付いているフライ&クルーズによるマーケットの拡大、手頃な旅行代金によるカジュアルな雰囲気の大衆化路線を打ち出し新たなファン層の取り込み、さらには観光資源開発と自然保護の両立を視野に入れ「日本のアラスカ」を目指し取り組まれるものです。さたに、将来は東アジア圏の外国人観光客の誘致も視野に入れています。

 北海道クルーズ振興協議会は、この『飛んでクルーズ北海道』を
日本初の「定期・定点クルーズ」へ向けての第一歩と位置付け、道内各地域の皆様と連携を強化し全力を挙げ支援して参ります。

 『飛んでクルーズ北海道』は、2006年から実現され、2013年で8年目を迎えました。
 2006年には2航海〜800名、2007年には3航海〜1,200名、2008年には4航海〜2,700名、2009年には4航海〜2,800名、2010年には4航海〜2,700名の乗船客数を数え、今年も4航海が予定されています。
 また、2008年には、それまでの3年間で、全国47都道府県すべてからの乗船客を達成しています。
 また、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2008」では、『フライ&クルーズによる新たなマーケットの開拓に貢献し初乗船者が74%を占め、クルーズ潜在需要の大きさを改めて示すとともに、地域の活性化に寄与』と高く評価され、見事「グランプリ」に輝きました。

「飛んでクルーズ北海道」のクルーズコンセプト

■公共機関・貸し切りバスでは不可能な魅力的ルーティングを実現■
■ピークシーズンのホテルとして利用■
■2泊3日や3泊4日、4泊5日の多彩な日程で、北海道を「見る」「食べる」「感じる」■
(港町・小樽、海の幸満載の利尻・礼文、さらに世界遺産・知床を船上からの絶景も含め、お楽しみいただきます。)
■カジュアルな雰囲気の大衆化路線による新たなファン層■
■廉価なクルーズ代金の設定により参加しやすいクルーズの実現■



「飛んでクルーズ北海道2015」 
「飛んでクルーズ北海道2014」 
「飛んでクルーズ北海道2013」 
「飛んでクルーズ北海道2012」 
「飛んでクルーズ北海道2011」 
「飛んでクルーズ北海道2010」