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北海道運輸局広報誌『北斗七星』第281号(令和7年10月31日発行) 印刷用ページ

2025年10月31日 更新

目次

令和7年度 鉄道関係功労者等表彰式を挙行しました

総務部 総務課

画像【運輸局長式辞】

 令和7年10月14日(火曜日)、札幌第2合同庁舎9階講堂において、令和7年度 鉄道関係功労者等表彰式を挙行しました。
 鉄道関係功労者等表彰は、鉄道関係事業でご活躍された方に対し、各分野(鉄道・索道等)のご功績に敬意を表して、鉄道の日(10月14日)にあわせて実施しており、今年は鉄道関係功労者3名、運転無事故表彰7事業者を表彰いたしました。表彰式には、受賞者の皆さまにご出席いただくとともに、来賓及び関係者の方々にご列席いただきました。  

 表彰式にあたっては、北海道運輸局長の式辞、表彰状授与、続いて来賓を代表して日本貨物鉄道株式会社 北海道支社長 志水 仁 様からご祝辞を、受賞者からは札幌市交通局 梅木 祥司 様から謝辞をいただき、滞りなく閉式いたしました。

 受賞された皆様の益々のご活躍とご健勝、並びに業界の更なるご発展をお祈り申し上げます。
 


【表彰状授与】


【受賞者の皆様】
【北海道運輸局HP】鉄道関係功労者等に対する国土交通大臣表彰について 
https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/20251007_00002.html
【北海道運輸局HP】<鉄道関係功労者等に対する北海道運輸局長表彰について
 

自動車事故防止セミナーを開催
〜トラック・タクシー・バスより約90名が参加〜

自動車技術安全部 保安・環境調整官

 北海道運輸局では、交通事故による死者数、重傷者数、人身事故件数の削減を目指す「北海道運輸局安全プラン2025」の一環として、事業用自動車の事故防止を目的とした「自動車事故防止セミナー」を10月16日に開催しました。
 本セミナーは平成28年度に初めて開催され、今年で第7回目を迎えました。昨年度に引き続き、今年度も多数のお申し込みをいただき、トラック・タクシー・バスの各業態から満遍なく、約90名の皆様にご参加いただきました。
当日は、内外の有識者による4つの基調講演を実施したほか、「ナスバギャラリー」や「タイヤの脱落事故防止啓発」の展示を会場内で行いました。また、同フロアの会議室では、最新のデジタルタコグラフやドライブレコーダーの機器展示も実施しました。
 北海道で開催される事故防止セミナーにおいて機器展示は今回が初の試みでしたが、参加者の皆様からは大変ご好評をいただき、各ブースでの説明に熱心に耳を傾けていただきました。
 北海道運輸局では、今後も関係団体と連携しながら、自動車事故防止に向けた取り組みを積極的に推進してまいります。

○開会挨拶
 北海道運輸局 自動車技術安全部長 帶川 英和
 


○講演1「事業用自動車総合安全プラン2025 取組の最新状況について」
 講師:国土交通省 物流・自動車局 安全政策課 安全情報係長 角田 裕吉郎 氏
 
 国土交通省としての安全目標である安全プラン2025について、運行管理の高度化や健康起因事故、飲酒運転防止等の安全対策を交え、幅広くご説明いただきました。
 

○講演2「飲酒運転撲滅のため今できること」
 講師:独立行政法人 自動車事故対策機構 札幌主管支所 アシスタントマネージャー 遠藤 慎悟 氏
 
 飲酒運転の厳罰化の経緯や法令、アルコールの体内残留時間、点呼時の注意点などのご紹介と飲酒運転の背景にある個人の特性に応じた教育の重要性や節酒に向けた生活改善のヒントなど、実践的な事故防止対策を丁寧にご解説いただきました。

○講演3「デジタルタコグラフを用いた自動車事故防止について」
 講師:一般社団法人 日本タコグラフ製造事業者工業会
 劾Pシステム開発 北海道支店支店長 坂井 祐介 氏
 
 デジタルタコグラフは、速度・時間・急加減速などを自動的に記録し、安全運転および労務管理の両面で活用される装置です。本セミナーでは、警告機能、運転評価、危険運転報告、拘束時間管理などの具体的な活用事例を通じて、事故防止と業務効率化への有効性についてご説明いただきました。
 

○講演4「ドライブレコーダーを用いた自動車事故防止について」
 講師:一般社団法人 ドライブレコーダー協議会 会長 永井 正夫 
 
 ドライブレコーダーは、ヒヤリ・ハットや事故の映像・センサーデータを記録し、交通事故防止に活用されています。本セミナーでは、収集されたデータをもとに、運転診断、安全教育、自動運転技術の評価、事故処理支援などへの活用について、分かりやすくご説明いただきました。
 

○展示1「ナスバギャラリー」
 独立行政法人 自動車事故対策機構 札幌主管支所
 
 交通遺児や重度後遺障害者の方々が前向きに取り組む姿が表現された絵画・写真・書道などの作品を展示し、事故被害者の支援や安全運転への意識向上を訴えました。
 

○展示2「車輪脱落事故防止啓発」
 北海道運輸局 自動車技術安全部
 
 冬季に多発する大型車のタイヤ脱輪事故を防止するため、関係機関と連携した啓発活動を実施し、ナットの締め付け確認や空気圧点検の重要性を呼びかける街頭キャンペーンのほか、「お・と・さ・な・い」のチェックポイント(点検整備・トルク管理・さび除去・潤滑油塗布・日々の点検)の周知を通じて、事故の未然防止と安全運行の確保を呼びかけました。
 

○展示3「デジタルタコグラフ・ドライブレコーダー機器展示」
 一般社団法人 日本タコグラフ製造事業者工業会 会員4社
  矢崎エナジーシステム梶A潟fータ・テック、岡部メーター製造梶A劾Pシステム開発
 一般社団法人 ドライブレコーダー協議会 会員5社
  テクノコ梶Aエファード梶A潟gランストロン、潟ピテル、潟Rムテック
 
 最新のデジタルタコグラフおよびドライブレコーダーの機器展示が行われ、参加者が実際の機器に触れながら事故防止や業務効率化に活用できる機能や活用方法について理解を深める機会となりました。
 
 

https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/20250912_00001.html
【北海道運輸局HP】事業用自動車の事故防止セミナーを開催します〜先進的なデジタコ・ドラレコも展示をします!〜

運転手不足解消へ
〜退職予定自衛官向け就職説明会・運転体験会を旭川管内で初開催〜

旭川運輸支局 輸送・監査担当

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 令和7年9月27日(土曜日)、旭川運輸支局は北海道上川総合振興局との共催により、退官を間近に控えた自衛官を対象とした「バス・タクシー・トラックドライバーおよび自動車整備士の担い手確保に向けた合同就職説明会・運転体験会」(以下、「説明会」)を、旭川管内で初めて開催しました。

 近年、運輸業界では、運転者不足により路線バスの廃止・減便、タクシーの稼働率低下、さらには「物流2024年問題」と呼ばれるトラック業界の輸送能力不足など、さまざまな課題が顕在化・深刻化しています。また、整備業界においても自動車整備士の人材不足が深刻化しており、担い手の確保が喫緊の課題となっています。

 自衛官は在職中に大型免許などの資格を取得している者が多く、運転経験も豊富です。さらに、旭川駐屯地内には整備工場があり、整備経験を有する隊員も多いため、関係業界からは現場の即戦力として大きな期待が寄せられています。

【左:道北バス梶z 【右:旭川地区ハイヤー協会】


【左:旭川地区トラック協会】 【右:旭川地方自動車整備振興会】
 
 全体説明会終了後に実施された個別相談会では、各企業のブースにおいて勤務体系や待遇などについての具体的な説明が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。終了時間を過ぎても、参加者が企業担当者に積極的に質問を行う場面が見られるなど、関心の高さがうかがえる有意義な時間となりました。
 

 
 午後からは、バス・タクシー・トラック計5台による運転体験のほか、「民間患者等搬送車両(タクシー車両)」の車内設備の見学も行いました。バスの運転体験では、参加者の多くが慎重にハンドルを握っており、大型トラックやトレーラーの運転では、普段の業務で大型車両を扱う機会があるためか、慣れた手つきで運転する様子が見受けられました。また、タクシーは普通乗用車であることから、戸惑う様子もなくスムーズに乗りこなしていました。
 
 参加いただいた自衛官の皆様、並びにご協力いただいた各協会、参加企業、関係者の皆様には、改めて深く感謝申し上げます。北海道運輸局では、今後も運輸業界・整備業界および関係機関と連携し、運転者および自動車整備士の確保に向けた取組を継続してまいります。
 
【旭川運輸支局HP】運転者不足解消へ 退官自衛官に期待〜管内初、退官予定の自衛官を対象に就職説明会・運転体験会を開催します〜

公正取引委員会と合同聴き取り調査を実施
〜トラック・物流Gメン 集中監視月間〜

自動車交通部 貨物課

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 国土交通省では、トラック運送事業における取引環境の適正化およびドライバーの労働条件の改善に向けて、全国に「トラック・物流Gメン」を設置し、荷主・元請事業者に対する理解促進および指導の強化を進めています。 特に「集中監視月間」と位置付けている令和7年10月〜11月は、公正取引委員会との連携のもと、荷主事業者等に対する合同パトロールやトラックドライバーへの聞き取り調査等を実施しています。

 北海道運輸局では、この取組の一環として、全国に先駆けて令和7年10月3日(金曜日)に砂川サービスエリア(上り・下り)において、公正取引委員会北海道事務所と合同でトラックドライバーへの聞き取り調査および周知活動を実施しました。 調査では、長時間の荷待ちや契約外の附帯作業など、荷主や元請事業者による違反原因行為の有無について情報収集を行いました。あわせて、公正取引委員会からは、令和8年1月1日より「特定運送委託」(一部の運送委託契約)が中小受託取引適正化法の規制対象に追加されることや、取引における遵守事項・禁止事項についての周知が行われました。
 当日は、上り・下りあわせて17名のドライバーから貴重なご意見をいただきました。その中には、「長時間の荷待ちが発生している」といった違反原因行為の疑いに関する情報も複数確認されるなど、現場の実情を把握するうえで非常に有意義な調査となりました。

 北海道運輸局では、今後も得られた情報をもとに荷主等への是正指導を行うとともに、運輸局と公正取引委員会が合同で荷主パトロールを実施するなど、物流分野全体の取引環境の適正化に向けた取り組みを一層強化してまいります。
 なお、荷主や元請事業者の行為等が原因で、トラック事業者が法令違反に追い込まれるおそれのある情報がございましたら、下記の国土交通省荷主等の違反原因行為の通報窓口まで情報をお寄せください。

https://gmensystem.my.site.com/FeedbackBox/s/ 
【荷主等の違反原因行為の通報窓口】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000343.html
【国土交通省HP】「トラック・物流Gメン」の体制を強化し、集中監視月間を実施します
https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/20251001_00003.html
【北海道運輸局HP】北海道運輸局及び公正取引委員会北海道事務所による合同荷主パトロール等の実施について
 

海事産業で活躍するフネージョが、室蘭西中学校に今年も上陸!

海事振興部 船舶産業振興官

 令和7年10月7日(火曜日)、北海道海事広報協会の協賛により、室蘭市立室蘭西中学校の1年生81名を対象に「海のお仕事紹介〜フネージョによる海事講座〜」を開催しました。
 本講座は、海事産業に触れる機会が少ない中学生に対し、海事分野で活躍する女性たち(※フネージョ)の声を直接届けることで、当該産業への理解を深め、将来の進路選択肢の一つとして海事分野を意識してもらうことを目的としています。

 講師には、北海道内の海事産業で活躍するスペシャリストとして、アタカ造船所(株)妹背智子様、室蘭海陸通運(株)小田紫帆様、太平洋フェリーサービス(株)清川紗希様、函館どつく(株)澤田育美様、スターマリン(株)伊藤京香様をお迎えしました。各講師が自身の業務内容を分かりやすく説明した後、生徒たちは5班に分かれて、業務に関する質問や疑問点についてディスカッションを行いました。
 


 生徒たちの探究心は非常に高く、事前に講師の所属企業のホームページなどを調べ、質問や疑問点を準備して講座に臨んでおりました。フネージョによるプレゼンテーションに真剣に耳を傾け、メモを取る姿も多く見られました。 各班でのディスカッションでは生徒から、SDGsへの取り組みに関する質問や、船一隻の建造費など、現代社会の関心を反映したものから素朴な疑問まで、幅広い質問が寄せられ、講師からの回答に驚きの声を上げる場面も多く見受けられました。講座を通じて、生徒たちは海事産業における女性の活躍が想像以上に多いことや、女性でも船長になれることを知り、新鮮な驚きを感じていた様子でした。
 
 
 
 今後も、海事産業で活躍する女性たちの姿を通じて、若い世代に“海の仕事”の魅力を伝えるとともに、「海で働く未来」を想像するきっかけづくりを続けてまいります。
 
【室蘭西中学校とフネージョの皆さま、ありがとうございました!】

※フネージョ:船員や造船・舶用工業など海事分野で働く女性を幅広く象徴する造語。イタリア語の「アダージョ」(「くつろぐ」、「ゆっくりと」等の意)の語感を込め、母なる大洋を船舶が優雅にゆっくりと航行する姿を想像させ、職場を寛がせるイメージ。

https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/20251003_00001.html
【北海道運輸局HP】海で活躍する女性と室蘭市の中学生が出会います 「海のお仕事紹介 〜フネージョによる海事講座〜」を開催
 

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