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網形成計画・再編実施計画の策定に係る広域連携のあり方に関する調査 |
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令和2年3月 |
交通政策部交通企画課 |
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現在、地方部等におけるモータリゼーションや少子化・人口減少の進展により、通勤・通学目的での公共交通の利用者の |
減少等が深刻となり、地域公共交通の維持が困難な状況になっている一方で、高齢者など交通弱者にとって地域公共交 |
通は不可欠なものとなっています。 |
こうした中で、地域公共交通を維持していくためには、住民の通勤・通学や買い物・通院といった日常生活での交通行動 |
を踏まえ、公共交通サービスを提供すべき圏域(交通圏)を把握し、行政界にとらわれずに広域的な観点から地域公共交 |
通ネットワークを構築していくための施策を推進していくことが重要です。 |
また、関東運輸局では、地域公共交通網形成計画等の策定支援や先進的な交通施策の横展開等を目的として「がんば |
る地域応援プロジェクト」を開催しているところ、この中で出てきている自治体からの相談事項や実施後のアンケート結果等 |
によると、広域連携を目指す取組は依然として少ない一方、多くの市町村で、都県等の調整のもとに広域連携を進めていき |
やすい環境を整備してほしいという意向が見受けられます。 |
こうした背景を踏まえ、行政界をまたいで広域的な区域を対象として地域公共交通網形成計画を策定している事例(広域 |
連携による計画を策定している事例)について分析するとともに、広域的な交通圏の設定のあり方を整理し、報告書として |
とりまとめました。 |
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・網形成計画・再編実施計画の策定に係る広域連携のあり方に関する調査報告書 (2020.3) |
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