厳正な審査の結果、カメラ部門・スマホ部門それぞれ、大賞・優秀賞・鉄道賞・バス賞・タクシー賞・旅客船賞 各1作品、さらにカメラ部門で審査委員特別賞1作品、合計13作品が選ばれました。
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カメラ部門|入賞作品
― 大賞 ―
「思い出の列車」
林 夢人さん(高1・岐阜県)
公共交通機関名:長良川鉄道
― 優秀賞 ―
「無事かえる」
服部 真侑さん(高1・岐阜県)
公共交通機関名:名阪近鉄バス
― 鉄道賞 ―
「思い出をのせて」
高橋 惇文さん(中3・愛知県)
公共交通機関名:名古屋鉄道
― バス賞 ―
「まだかな〜?」
山本 知佳さん(高3・福井県)
公共交通機関名:越前町コミュニティバス
― タクシー賞 ―
「夜の足」
一柳 佳優さん(高2・愛知県)
公共交通機関名:タクシー複数社
― 旅客船賞 ―
「しおさい海道を結ぶ」
高瀬 凜香さん(高2・愛知県)
公共交通機関名:伊勢湾フェリー
― 審査委員特別賞 ―
「Journey」
齋藤 飛鳥さん(高2・福井県)
公共交通機関名:JR東海
全体的に撮影のスキルがとても高いと感じました。視点も多岐にわたっており、楽しく審査させていただきました。また、皆さんの撮影に対する強い思いを感じる審査になりました。
大賞「思い出の列車」は、老夫婦の想いを写し込んでいます。見る人によって色々な見方ができ、心和む一枚になっています。切り取り方も良かったです。
優秀賞「無事かえる」は、バスに乗り込む姿と無事かえるののぼりを絶妙に入れています。公共交通は安全が1番!通学のタイミングを狙ったのも良かったです。
鉄道賞「思い出をのせて」は、改札口のトンネル構図の中に赤い列車を上手く入れています。撮影者が中学生であることにも驚きました。バス賞「まだかな〜?」は、赤い傘の親子がほのぼのとしています。お子さん2人が左右を見ている姿も絶妙なタイミングでした。タクシー賞「夜の足」は、駅に集まるタクシーを広く撮ったのがまとまっていて良かったと思います。旅客船賞「しおさい海道を結ぶ」は、フェリーから解き放たれたバイクの瞬間をよく撮影しています。最後に審査委員特別賞「Journey」は、「公共交通ってイイネ!」の趣旨からは乗り物としての状況が弱いと思いましたが、撮影のスキルは大変高く、とても良い場面です。一般のフォトコンテストなら更に上位を狙えると思ったことから、特別に賞を設けました。
スマホ部門|入賞作品
― 大賞 ―
「心強い我らの岐阜バス」
三浦 裕門さん(高1・岐阜県)
公共交通機関名:岐阜バス
― 優秀賞 ―
「ねじり橋を駆けるヴィアティントレイン」
伊藤 颯馬さん(高1・三重県)
公共交通機関名:三岐鉄道
― 鉄道賞 ―
「夏の夕日に照らされて」
山原 琉さん(高1・三重県)
公共交通機関名:近畿日本鉄道
― バス賞 ―
「青空とバス」
山本 乃唯さん(中1・三重県)
公共交通機関名:三重交通
― タクシー賞 ―
「コンフォート(安心感)」
礼菜さん(高2・静岡県)
公共交通機関名:アサヒ交通
― 旅客船賞 ―
「島の生命線」
木村 悠さん(中3・静岡県)
公共交通機関名:富士急マリンリゾート
大賞「心強い我らの岐阜バス」は、雪の中を走る力強いバスの構図と、お寺の門構えや木々の背景の配置が良いです。バスの運転手さんに対する思いが現れた題名も素敵に思いました。スマホ部門では審査員一同文句なしに大賞にふさわしい作品でした。
優秀賞「ねじり橋を駆けるヴィアティントレイン」は、有名な橋で待ちながらスマホを握っている姿が見えてくるようでした。電車と橋を上手いタイミングで捉えています。
鉄道賞「夏の夕日に照らされて」は、夕日の斜光線の中、駅員さんの後ろ姿と電車のタイミング、そして縦位置での低いアングルと、よく考えて撮影されていると思います。バス賞「青空とバス」は、橋を渡るバスの位置がかなり低く、青空のグラデーションが綺麗に入っており、気持ちの良い場面になっています。中学1年生の作品とは驚きました。タクシー賞「コンフォート(安心感)」は、昔ながらの車両を夜なのに明るく撮影されています。ビルの入れ方が安定感のある構図になっており、安心感に繋がっています。旅客船賞「島の生命線」は、題名がこの船の重要性を物語っており、停泊船に島の人々の生活を想像させてくれます。中学生の作品として、題名の付け方が秀逸だと思います。
スマホは手軽に撮影できるのが利点ですが、作品は良く考えて撮られていると感じました。これからも良き瞬間をたくさん撮影してください。
審査委員長 写真家 冨永 聡 氏 総評
ご参加の皆さま、カメラ部門、スマホ部門とも多数のご応募ありがとうございました!
公共交通という日頃から乗ったり見たりする身近な乗り物に今回フォーカスすることにより、公共交通を見直してみようとのコンセプトでした。中学生、高校生に限定することで、社会人とは違った視点を見ることが出来るのではないかと…。その興味もありました。
今回ご応募いただいた作品には、その想い以上のものが多数ありました。コメントにも、運転手の方への感謝の言葉があったりしました。その温かい言葉に審査会場が優しく包まれました。そして、中学生、高校生の視点の鋭さには審査員一同驚きを禁じ得ませんでした。
今回のフォトコンテスト開催にあたり各方面、各所から多大なお力添えをいただきました。この場をお借りして感謝いたします。そして、ご応募いただいた学生の皆さん!公共交通への想いをこれからも持ちつつ、良き写真を沢山撮っていただきたいと思います。
鳥取県生まれ、愛知で育つ。5歳の頃に写真家の植田正治氏に出会い写真を学ぶ。スタジオ撮影、Jリーグ等のスポーツ写真の撮影、北日本新聞社文化センターにて講師を勤める。北陸中日新聞社で風景写真&コラムを連載。Jリーグオフィシャルカメラマン。キャノンEOS学園講師。日本写真協会(PSJ)会員。日本写真家協会(JPS)会員。「美と物語性」をテーマとした作品づくりに取り組む。
たくさんの応募作品の中から入賞を果たした作品により、「公共交通ってイイネ!」のイメージを発信するポスターを作成しました!
コンテストの趣旨に共感し、ポスター掲示先となっていただける企業、団体、学校におかれましては、ポスターを送付しますので下記の申込先メールアドレスあて、必要事項を記載して送信してください。
※個人の方は対象外です
※ポスターがなくなり次第終了させていただきます
《必要事項》
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3.送付先住所
4.電話番号
5.サイズ別・ポスター希望枚数
(サイズ:B1、A1、A2のいずれか、合計3枚まで)
《申込先メールアドレス》
cbt-kotsu-photocon@gxb.mlit.go.jp(←クリック)
また、以下よりポスターのPDFファイルをダウンロードしてご利用いただくことも可能です。
▼「公共交通ってイイネ!」ポスター(PDF,5MB)
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