船員の最低賃金制度

　海上労働の特殊性を考慮し、船員の最低賃金は、陸上労働者の最低賃金とは別に定めるよう、最低賃金法で特例が設けられており、その決定、改正、廃止手続きについては、国土交通省が所管しています。

　船員の最低賃金は、現在、６業種で設定されており、国土交通大臣権限業種は、全国一律に適用され、地方運輸局長権限業種は、各地方運輸局管轄区域ごとに所在する船舶所有者（船員の使用者）に適用されます。

　最低賃金法により、国土交通大臣又は地方運輸局長は、賃金の低廉な船員の労働条件の改善を図るため、船員の生計費、類似の船員の賃金及び通常の事業の賃金支払い能力を考慮して必要と認めるときは、交通政策審議会（国土交通大臣権限）又は地方交通審議会（地方運輸局長権限）に調査・審議を求め、その意見を聞いて、船員の最低賃金の改正をすることができることとされています。

• 〇北海道船員最低賃金月額（北海道運輸局長権限）はこちら
  　【北海道内に主たる船員の労務管理事務所を有する対象事業者に適用】 （PDFファイル : 111KB）
• 〇全国船員最低賃金月額（国土交通大臣権限）はこちら
  　【全国一律適用】 （PDFファイル : 113KB）

〜〜 船員の最低賃金についてのお問い合わせは 〜〜
　　　　北海道運輸局海事振興部船員労政課まで（�пF011-290-1014）