日本の海を守る誇りと責任。充実した環境で挑む外国船舶監督官

技術職(船舶)
S.K
海上安全環境部外国船舶監督官
2011年4月入省(国土交通省の船舶技官として採用され近畿運輸局に配属)

現在の仕事内容とチーム内での役割を教えてください。

現在、外国船舶監督官(PSC:Port State Control​「ポートステートコントロール」)として、日本に入港してくる外国船に立ち入り、安全基準などを満たしているかどうかの検査を行っています。

検査の内容は、各種証書・免状などの書類確認から、船体の腐食状況、救命設備・消防設備、航海用具、エンジンなどのハード面、さらに船員の習熟度といったソフト面まで多岐にわたります。チーム内での役割としては主任を務めており、管理職の次のポストという立ち位置です。

自ら現場に出向いて検査を行う実行役でありながら、後輩やチームメンバーからの相談に乗ったり、現場での判断をサポートしたりする相談役・パイプ役も担っています。

国土交通省(近畿運輸局)に入省を決めた理由は何ですか?

学生時代、ニュースで北朝鮮の貨客船「万景峰号」に対する立ち入り検査の様子が報道されていたのを見たのが大きなきっかけです。その際、国の職員である外国船舶監督官が、厳しい状況下でも毅然とした態度で検査に臨んでいる姿に強く感銘を受けました。

元々船関係の大学に通っていたこともあり様々な進路の選択肢がありましたが、このニュースを見て「自分もこのように国を守るような誇り高い仕事に就きたい」と考えるようになりました。

日本の安全を守るという使命感と、そのプロフェッショナルな姿勢に憧れたことが、国土交通省、そしてこの職務を志望した最大の理由です。

入省前後のギャップや、職場の雰囲気について教えてください。

入省前は「国家公務員」ということで、非常に堅苦しくお堅いイメージを抱いていました。しかし実際に働いてみると、優しくて面白い人がとても多く、良い意味でギャップを感じました。職場は風通しが良く、前向きに楽しく仕事をしている方が多いのが特徴です。

また、仕事とプライベートのメリハリがしっかりしている点も魅力です。ワークライフバランスが取りやすく、フレックス制度や育休などの各種休暇制度も充実しており、私自身もフル活用して家庭との両立を図っています。

仕事終わりに同僚と飲みに行ったり、休日は家族との時間を大切にしたりと、オンとオフを充実させることができる働きやすい環境です。

これまで仕事で苦労したことはどのようなことですか?

入省当時は、先輩からの指導や新人研修で学ぶ膨大な専門知識を整理し、記憶することに大変苦労しました。条約や法律、船の構造など覚えるべきことが多く、元々記憶力に自信がなかったため、ノートに書き出して必死に食らいついていきました。

また、実際の検査現場では、様々な国籍の外国人船員と英語でやり取りをする必要があります。相手もネイティブではないことが多く、お互いの英語が上手く伝わらないことも珍しくありません。コミュニケーションの難しさに直面することもありますが、身振り手振りを交えたり、言い方を変えたりして理解し合えた時は嬉しく、今ではその苦労自体が仕事の面白みの一つだと感じています。

仕事のやりがいと、仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

一番のやりがいは、間接的ではありますが「国を守っている」と実感できることです。

検査した外国船が著しく基準を満たさない場合、出港させずに是正させる「拘留」という厳しい措置をとります。これは日本沿岸での重大な事故を未然に防ぐ取り組みであり、非常に責任と意義を感じます。そのため、仕事をする上で「発言に責任を持つこと」を最も大切にしています。

相手は私の言葉を「日本の国の職員からの指示」として受け取ります。曖昧なことは言わず、分からない場合は正直に伝え、しっかりと調査して正確な事実を伝えるよう心がけています。その誠実な対応が、社会からの高い信頼に繋がっていると考えています。

就職活動中の方へメッセージをお願いします。

近畿運輸局は、風通しが良く、楽しく前向きに仕事ができる素晴らしい職場です。

私のような技官の場合、全国への転勤があるだけでなく、海外での仕事や海外案件で日本代表としてプレゼンスを発揮する機会もあり、日々飽きることなく様々な挑戦ができます。赴任先についての相談にも乗ってもらえる環境が整っています。何より休暇制度などの福利厚生が充実しているため、趣味や家庭との両立を目指す方には非常に向いている職場だと自信を持って言えます。

少しでも私たちの仕事や働き方に興味を持っていただけたなら、ぜひ気軽に説明会などに覗きに来てください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。

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