自動車技術職の主な業務内容
私たちは、自動車の安全を確保し、安心して利用できる社会を目指しています。自動運転などの先進技術の進化に対応しながら、自動車の検査や整備環境の整備を通じて、安全・安心な自動車社会を支えています。
自動車技術職の業務には大きく3つの業務があり、すべての業務が自動車社会の安全・安心につながっています。 その一つが「車検(自動車の検査)」です。日本には約8,200万台の保有自動車があり、それぞれの自動車が安全・環境基準(保安基準)に適合しているかどうかを、一定期間ごとにチェックしています。 この保安基準は自動車の種類や製造年月日などで異なり、日々持ち込まれる様々な自動車に対して適否を判断します。
二つ目は、自動車の点検整備や車検を行う整備工場に対して、日々、指導や監督を行っています。指導・監督をとおして、法令違反を行った悪質な事業者には、事業の停止や取り消しといった行政処分も行います。
三つ目は、トラック・バス・タクシーなどの自動車運送事業者に対する指導・監督です。法令違反や事故を起こした事業者に立ち入り確認を行い、必要な場合は行政処分も行います。これらの取り組みは事業者が再び事故や違反を起こさせないことで、交通事故の減少や飲酒運転ゼロに結び付くよう、日々努力しています。
自動車技術職の仕事のやりがい
先進技術に触れる
先進の自動車技術を搭載した
自動車の審査を行うことができる
安全を実現
自動車の保安基準の適合確認、
整備事業の発展に取り組み、
自動車社会の安全を目指す
イベントの開催
自動車の点検推進、不正改造防止などのイベントを通じて啓発する
自動車技術職の求める人材
- 先進の自動車技術に興味がある方
- 自動車技術に関する行政に取り組んでみたい方
- 自動車整備や運送事業者の指導監督に興味がある方
自動車技術職の1日の仕事の流れ(例:本局 自動車監査業務部署)
午前
監査前の打合せ、事前準備など
午後
運送事業者に立ち入り、自動車の運行記録や点検記録簿などの書類を確認。運行状況や施設の管理状況などの確認を行い、法令違反があれば改善を指示。
自動車技術職の主な研修
自動車技術は自動車が安全に走行し、利用者の生命を守るため、また、環境の保全を目的に技術面における多くを学ぶ必要があります。採用されてからレベルに応じた研修が行われています。
基礎研修
新規採用者基礎研修
自動車検査業務は国土交通省と自動車技術総合機構でそれぞれの役割に応じ行われています。この研修は機構において自動車検査官となるために、国と機構の役割や自動車の審査の基礎、職員としての心構えなどの基礎を学びます。
新規採用者技術研修
基礎的な研修の修了後、次のステップに進みます。ここでは、継続検査における審査技術、実際の自動車や二輪自動車の装置の構造や機能について学びます。
新規採用者導入OJT研修
現場の自動車検査官から自動車の審査方法、検査にかかる一般知識、特殊な車両の審査方法を実践的に学びます。
実務研修
初級技術研修
新規採用時の研修を全て履修した後に行います。ここではより具体的な審査技術として大型自動車の適用基準、検査の計測実習、装置の取り扱いなどを習得しますが、この研修は困難度や複雑な事案などを徐々に加えた内容を盛り込み段階を踏んで進められます。
検査官研修
自動車の審査、検査の研修を履修し、必要な業務経験を経て自動車検査官に任命された時に行う研修です。
初任陸運技術専門官研修
係長クラスに昇任したときに行う研修です。自動車の技術に関する研修の他、係長としての役割、個人情報保護、情報公開などについて学びます。