観光振興−観光人材育成
総務企画部 企画課長 松浦 茂樹
神戸運輸監理部と流通科学大学が連携協定を結び、平成21年度からスタートした「神戸・瀬戸内学」の講義。今年度で3年目を迎えますが、松浦個人としては、小学生を対象に授業は行ったことがあるものの、大学生対象の講義は初めての経験であり、準備も含め緊張を強いられました。
対象は、サービス産業学部2学科の1回生、2回生で、受講人数は40名程度。11月9日は国の観光政策全般について講義し、16日は神戸運輸監理部が取り組んでいる産業観光と瀬戸内連携政策について講義しました。
講義中はあまり学生の反応はありませんでしたが、それぞれの講義に課した課題レポートでは様々なユニークな意見をもらいました。
対象は、サービス産業学部2学科の1回生、2回生で、受講人数は40名程度。11月9日は国の観光政策全般について講義し、16日は神戸運輸監理部が取り組んでいる産業観光と瀬戸内連携政策について講義しました。
講義中はあまり学生の反応はありませんでしたが、それぞれの講義に課した課題レポートでは様々なユニークな意見をもらいました。
講義中の、私、松浦でございます
まず「震災で減少した外国人観光客を取り戻す施策は」には
- 漫画、アニメ博覧会を日本で開催する
- 陶芸体験、鎧着用、真剣での試し切り、お寺巡り等、日本を体感できるツアーを
- 世界B−1グランプリの開催
次に「増えている『巣籠もり』青年を旅行に連れ出す施策は」には、
- 「何人以上で格安」というグループ用プランをつくる
- 「女子大生限定9700円の旅」を女子大生アンケートを実施して内容を決定する
- 対象を絞り込んだツアー(サッカーファン特別体験ツアー、婚活ツアー等)の造成
- 若者向け旅行雑誌の発行(高校生向き、大学生向きなど対象の絞り込みも)
続く2日目の講義課題「これなら行ってみたいと思う産業観光は」では、
私の、熱のこもった講義に、学生の
皆さんも聞き惚れております・・・
【誰も褒めてくれないので、自画自賛です】
皆さんも聞き惚れております・・・
【誰も褒めてくれないので、自画自賛です】
- 高齢者層で近頃流行っている「終活」という言葉は、葬儀場や墓地を見学するものであり、葬儀場の裏側や使用されている道具の詳しい説明などを行うツアーを
- 路面電車など今と昔の鉄道が見られるような施設の観光を
- 若者向けには、カップル限定ツアーを
- 技術力のある小さな下町の工場を対象にし、職人の方から話も聞けるツアーを
- テレビドラマや映画のロケが行われた産業施設を巡るツアーを
- 神戸で活躍した人物にちなんだゆかりの産業観光ツアーを
最後の「どうすれば売れる瀬戸内クルーズ」では、
- B1グランプリに瀬戸内のB級グルメで挑戦し、瀬戸内の食の知名度を高める
- 結婚式&新婚旅行を瀬戸内クルーズの商品として売り出す
- リピーターが多いなら、初めての人を対象に無料体験航海を行う
- 船上から見える景色のすばらしさをもっとCMで流す
観光産業は、「人に喜びを与える」というやりがいの持てる貴重な産業ですが、従事する者1人ひとりには情熱と発想が求められる産業でもあります。今回のアンケート結果を見ても片鱗を感じさせられ、将来に期待を持ちました。
がんばれ!学生たち!!