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九州運輸局 > 分野別情報 > 人材確保・育成対策応援サイト > 自動車整備業 経営者セミナーの実施結果

自動車整備業 経営者セミナーの実施結果印刷用ページ

 九州運輸局は、鹿児島県自動車整備人材確保・育成連絡会と合同により、自動車整備業の人材確保の対策として、鹿児島県において九州では初めての「自動車整備業 経営者セミナー」を開催しました。
 当日は、鹿児島県内の自動車整備業の経営者や高等学校関係者など多数の皆様にご参加いただき、自動車整備業の人材確保や育成に関する「専門の外部講師からの、採用・離職防止や生産性の向上などに関する講演」や「地場企業の取り組み事例の紹介」などをさせていただきました。
 自動車整備業の人材確保の対策は、行政や関係団体の取り組みのみならず、個々の整備事業者の取り組みも必須であり、自動車整備事業者自らが、「魅力ある職場環境」を構築することで優秀な人材を確保していただくために、外部からの多方面な情報等を得られる良い機会となったと非常に良い評価を得ております。
 今回は、九州において初めての開催となりましたが、今後とも、自動車整備業に携わる者全員が「OneTeam」となって、様々な人材確保対策に取り組んでまいります。

 

1.実施日時等

 日時 :令和6年3月5日(火曜日) 13時30分〜17時00分
 場所 :鹿児島サンロイヤルホテル「開聞の間」(鹿児島市与次郎)
 講演者:外部からの専門講師2名、県内企業2社(その他:九州運輸局、鹿児島県自動車整備振興会)
 来場者:約150名

 

2.実施目的

  若者や女性の指向や離職原因を正しく理解していただくとともに、人材の確保や定着のための職場環境の改善などを紹介する等、自動車整備事業者の経営者等に対し直接お伝えすることで、自社の事業経営に反映していただくことを目的とする。

 

3.講演内容等

●潟潟Nルートジョブズリサーチセンター(宇佐川 邦子:センター長)
 自動車整備士確保の第一歩をテーマとして、労働市場と整備士採用の現状において、従来の雇用観点からの採用対象ではより採用が困難となること、働き手の視点としての働き方(日数・時間)や勤務地の要望、潜在的な労働力(女性、シニア、外国人)の採用など今後に向けた取り組みなどをご講演いただきました。

●鞄本能率協会コンサルティング(山本 真也:シニア・コンサルタント)
 自動車整備士の働き方改革をテーマとして、人材不足による生産性を担保するため、生産性を向上するための着眼点や、デジタルツールを活用した進捗の管理、メカニックの導線の可視化による生産性向上のための具体的解決法などについてご講演いただきました。

●南九州日野自動車梶i久保園 公夫:代表取締役)
 鹿児島県内企業の自社の取り組みとして、人材定着のためのES向上の取り組み(給与などの待遇面の改善や福利厚生の充実、働きやすい環境のための工場への設備投資、社員家族への情報発信)、人材採用に対する取り組み、女性フロントの採用など、「日本一夢がある、喜びがある、幸せがある会社になる」ことを目指した取り組みについてご講演いただきました。

●宮ヶ谷自動車(宮ヶ谷 智治:代表取締役)
 鹿児島県内企業の自社取り組みとして、職場体験学習の受け入れにより、地元小学校の生徒に対し、整備作業や板金作業を体験してもらうことで、自動車に興味をもってもらう取り組みや、人材募集の活動として地域活動への積極的な参加や中学校や高等学校へのPR活動、生産性向上のための設備投資や世代間のコミュニケーションによる技術伝承などについてご講演いただきました。

【セミナーで使用した資料】
1.自動車整備人材確保セミナー プログラム【PDF:155KB】
2.「行政の動き・課題」(九州運輸局)【PDF:40.3MB】
3.「自動車整備士人材確保の第一歩」(リクルートジョブズリサーチセンター)【PDF:831 KB】
4.「自動車整備士の働き方改革」(日本能率協会コンサルティング)【PDF:1.6MB】
5.「県内企業の事例紹介1」(南九州日野自動車)【PDF:939KB】
6.「県内企業お事例紹介2」(宮ケ谷自動車)【PDF:1.41MB】
7.「情報提供等」(鹿児島県自動車整備振興会)【PDF:1.45MB】

セミナーの様子

(お問い合わせ先)
九州運輸局自動車技術安全部整備課
 電話:092-472-2537
 担当:姉川・福田