2017.10.31

平成29年10月31日（火）に、静岡県コンベンションアーツセンター　グランシップにおいて、公共交通事故被害者等支援フォーラムを開催しました。

このフォーラムには93名の公共交通事業者、支援団体、病院、消防、警察、行政などの関係者が参加し、公共交通機関による事故の被害者とその家族に対する支援の意義などについて理解を深めました。

フォーラムでは「被害者の立場から」、「公共交通事故発生時における災害派遣医療チーム（DMAT）の活動」、「被災者とどのように接するか〜事例で学ぶ被災者支援のポイント」の3つの講演で、被害者の生の声、救急医療チームの現場の状況、被災者のどのような状況に向き合うこととなり、どのような心構えがいるかなどについてお聞きし、併せて公共交通事業者による支援計画策定の必要性について説明を行いました。

参加者のアンケートには、「生の声はリアリティがあり、支援の必要性、難しさがよく分かった」、「有用な情報であった」との感想が寄せられ、事故を起こさない対策とともに、万が一発生した場合の対応の必要性を感じて頂くことができました。

中部運輸局では、公共交通事業者に被害者支援計画作成を促すとともに、ひいては事故を起こさない公共交通機関となるよう取り組みを進めて参ります。