国土交通省 中部運輸局

中部運輸局の活動

「船内向け自主改善活動(WIB)講習会」を開催しました。

2020.02.17

 

船員の災害発生状況は、陸上労働者全産業と全船種を比較すると、陸上の約4倍も発生しています。国土交通省では、死傷災害の防止に向けた取組みの一環として、船内向け自主改善活動(以下「WIB」と言います。)の導入を推進するべく、普及促進に努めることとしています。

静岡運輸支局清水庁舎では、令和2年2月17日(月)に清水埠頭株式会社の協力を得て海運事業者2社23名が参加したWIB講習会を開催しました。

講習会では、船員等が無意識にとる行動に潜む危険を写真で改めて確認し、WIBの意義や仕組みなどを学習しました。

講習会終了後には実際の船に移動し3班に分かれ、ブリッジ・甲板部・機関部について、船内作業改善チェックリストを用いて目視による改善項目を確認、参加者は、危険と思われる箇所に対してどういう改善ができるかなどを考えるよい機会となりました。

中部運輸局では、WIBを使った災害防止に向けた取組みを継続し、各船主、船員の所属する船舶で、この活動を広めていただき、船員災害が減少していくことを期待しています。

※WIB (Work Improvement on Board ) 
ILO(国際労働機関)が作成したWISE(中小企業自主改善活動)を船内向けに簡便にしたもので、チェックリストを使って船員全員でリスクの点検ができたり、船の設備、環境、状況にあわせて船員自らが改善策を提案でき、その対策を行うとともに、安全意識の向上を図ろうというもの。

「船内向け自主改善活動(WIB)講習会」を開催しました。

「船内向け自主改善活動(WIB)講習会」を開催しました。

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