2020.10.17

バス業界は慢性的な運転士不足であり、継続して運転士を確保しなければ路線撤退や減便など、地域住民の日常生活に大きな影響を及ぼすこととなります。

また、業界における運転士の高齢化の進展や二種免許所持者の減少傾向にあることから、将来の輸送需要を見据え運転士を積極的に採用し、乗合バス路線の安定的な運行を目指した取組みが求められています。

このような状況を改善していくため、中部バス協会主催で中部地区バス運転士合同就職説明会「どらなびＥＸＰＯ ２０２０秋」が開催されました。

開催当日は新型コロナウイルス感染症対策のため、来場時刻を事前予約制として、会場内の人場者数を制限しての開催となりましたが、当日は８０名が来場しました。

会場にはバス会社１７社（１２ブース）が出展し、個別就職説明・相談会を開催しました。

また、会場特設ステージの「女性バス運転士によるトークセッション」や「男性バス運転士によるトークセッション」では、バス運転士になったきっかけや仕事のやりがい、どういった職場環境なら運転士になる人が増えるのか等、各企業の人事担当者による「人事トークセッション」ではそれぞれの会社の特徴や、望む人材、採用後のキャリアパス等の話がありました。また、「希望のバス会社に受かる方法」、「大型二種免許取得講座」、「バス運転士が知るべき運行管理のルール」といった講座も実施されました。

中部運輸局は、引き続きバス業界の人材確保・育成の取組について支援して参ります。