2023.03.02

若年船員の確保にあたっては、求職側の船員養成学校と求人側の内航海運業界との連携が非常に重要です。中部運輸局は２月１５日にWEB会議システムにて、中部管内の船員養成校４校、内航海運事業者１２者及び関係５団体が一堂に会する「若年内航船員確保対策懇談会」を開催しました。

はじめに中部運輸局から、若年内航船員の数や定着率の推移と、推定される離職要因等について説明し、若年船員の離職に関して問題提起を行いました。
続いて各学校からは、就職先選定にあたっての生徒の志向や船員への就職促進にかかる課題等の報告が行われ、各事業者からは、若年船員の離職状況や船員確保に向けた課題等の報告が行われました。

生徒が休日の取得状況やWi-Fi設備の有無を重視していることから各事業者の状況を確認し、船員の離職を少なくしていくために学校・事業者で何に取り組んでいく必要があるのかなどについての意見交換を行い、最後に、内航海運業界への就職促進に向け、インターンシップや就職セミナーなどの施策に学校・事業者・運輸局等の関係者が一体となり、引き続き取組を推進していくことを確認しました。