2023.09.27

７月２５日に中部地方船員対策連絡協議会と連携して、愛知県立愛知総合工科高等学校の１年生２５名を対象に、社会人講師としてキャリア教育「夢志（ゆめ）クエスト講座」に参加しました。

中部運輸局からは、内航海運が地球環境にやさしく暮らしを支える産業であることや、船員になるための就職や進学のステップについて説明しました。続けて海運事業者の由良機船株式会社からは、船内の職場環境、乗組員のメンバー構成、勤務形態、給与、長期休暇などについて説明しました。

後半の「100年後の船を考えよう！」をテーマとした自由な発言では、時代を反映し「（エコのため）部品が木材になっている。石油や天然ガスがなくなり現在の船はなくなる。」や、「自動運転で船員がいない。電気推進や水素を燃料としている。」などの発言がありました。中には「カーゴホールド（荷物を積む場所）が取り外しできる船になっている。」など工業高校生らしい専門的な発言もありました。

この講座は平成30年から開催していて、同校を卒業して船員となった方もいますので、今回の参加者の中からも船員になる人や、新しい船の開発に携わる人が現れるのではないかという期待が感じられました。

また、中部運輸局では小中学生を対象とした出前授業も実施していますので、海事産業のキャリア教育に興味を持たれた方からのご連絡をお待ちしています。