ゴールデンウィークの前に「旅客船の安全点検」を実施しました【鳥羽海事事務所】
2024.05.14
令和6年4月23日、三重運輸支局 鳥羽海事事務所は、志摩マリンレジャー株式会社(三重県鳥羽市)に対し、鳥羽海上保安部及び三重県警察本部と合同で「旅客船の安全点検」を実施しました。
この点検は本事業者にとって、一年間で一番の繁忙期となるゴールデンウィークを前に、運航の安全確保に万全を期し、事故の未然防止を図ることを目的としています。これまでの夏と冬の年2回の旅客船の安全点検に加えて、この時期の点検は当事務所の独自の取り組みで、2年前の令和4年4月から今回で3回目になります。
鳥羽海事事務所長の挨拶の後、本社事務所で運航を中止した際の記録を中心に確認しました。その後、鳥羽湾の周遊航路を航行中の船内で、救命浮器や消火器などの設備が適切な状態であるかを確認したほか、船舶無線のテストを行い音声が聞こえるかどうかを確認しました。
以下の写真のとおり、本社事務所では運航管理者にヒアリングを行い、船舶では海技免状や船員手帳などを確認しました。この点検では利用者の皆様に安心してご利用いただけるよう、船舶の運航管理が適切に行われているかを確認しています。
今回の「旅客船の安全点検」では、三重運輸支局 鳥羽海事事務所と鳥羽海上保安部及び三重県警察本部が連携し、それぞれ船舶の運航管理の状況、船内におけるテロ警戒、救命胴衣の備付けなどを中心に確認しました。
本社事務所では、運航管理者からヒアリングを行い、運航の可否判断に係る記録などを確認し、安全な運航が行われていることを確認しました。
運航する船舶では、救命設備や無線機器などが使用可能な状態で適切に設置されていることを確認しました。
点検の結果、指摘事項等はありませんでした。鳥羽海事事務所では、旅客船を利用する方々が、「楽しかったな、また鳥羽に来たいな」と思ってもらえるよう、引き続き点検等に取り組んでいきます。