2024.05.27

三重運輸支局では、令和6年5月15日（水）に伊勢神宮内宮前駐車場にて三重県警察本部と連携し、貸切バスに対する街頭監査を実施しました。

貸切バス事業については、令和6年4月より、輸送の安全等の徹底のため、点呼時の動画撮影義務化など、安全性向上に向けた制度改正が施行されたところであり、輸送の安全にかかる法令遵守状況の確認、事業者の安全意識の高揚を目的としております。

三重運輸支局長の訓示の後、2班に分かれ、駐車場に入ってきた貸切バスに対し、定められた書類が携行されているか、運行前の点呼が適切に実施されているか、車体表示が適切になされているか、運転手の健康状態に問題が無いか等、法令に定められた事項が遵守されているかどうかについて確認を行いました。

監査の結果、合計6台の貸切バスに対して確認を実施し、その内1台について、営業所での点呼時に動画撮影を行っていなかった、遠隔地での点呼時において、録音及び写真撮影を行っていなかった等の違反が確認されました。

違反が確認された事業者に対しては違反事項の説明を行った上で「是正指示書」を手交し、今後その事業者を管轄する運輸支局において改善確認のための監査が実施される予定となっています。

今後も三重運輸支局では、バス、タクシー、トラック、船舶を利用される方々が、安全・安心に利用していただくため、引き続き輸送の安全確保に取り組んで参ります。

該当監査では、三重運輸支局が貸切りバスの輸送の安全を、三重県警警察本部が交通安全の啓蒙を行いました。

乗客が降車後にバスの運転手から直接話を聞くと共に、書類を確認し、必要な安全装備や車体表示などを確認しました。