2024.07.08

鳥羽海事事務所は、令和6年7月2日に三重県鳥羽市と愛知県伊良湖岬を60分で結ぶフェリーを運航する伊勢湾フェリー株式会社（鳥羽市）に対し、鳥羽海上保安部及び鳥羽警察署と合同で点検を実施しました。

この「夏季安全点検」は、利用客が増える夏のレジャーシーズンを前に旅客輸送の安全に万全を期するため、鳥羽市や志摩市などの旅客船事業者に対して7月15日まで実施するものです。

はじめに、営業所で運航管理者にヒアリングを行い、気象・海象に関する情報をどのように入手し共有するか、強風等で欠航した経緯が書かれた記録などを確認し、鳥羽港へ入港する船舶との通信が営業所でしっかり確認できているかを確かめました。

次に、鳥羽〜伊良湖の航路を航行する「知多丸」（2,331トン）の船内で、救命胴衣や消火器などの設備が適切に使用できる状態かどうかを確認したほか、乗組員の海技免状や船員手帳の有効期限が切れていないかなどをチェックしました。

点検の結果、指摘事項はありませんでした。本年4月4日、伊勢湾フェリー株式会社は創立60周年を迎えましたが、鳥羽海事事務所では今後もフェリーを利用される方々が、安心して移動できる公共交通機関であり続けられるように、引き続き点検等に取り組んでいきます。

営業所で運航管理者にヒアリングを行い、強風等で欠航した経緯が書かれた記録などから、安全な運航が行われていることを確認しました。

「夏季安全点検」は、鳥羽海事事務所と鳥羽海上保安部及び鳥羽警察署が連携し、それぞれ船舶の運航管理の状況、船内におけるテロ警戒、救命胴衣の備付けなどを中心にチェックしました。

フェリーの船内では、救命胴衣や消火器などの設備が適切に使用できる状態で設置されているかを点検しました。