新船「はばたき」(鳥羽市営定期船)の安全点検を実施しました【鳥羽海事事務所】
2024.09.13
令和6年9月5日に鳥羽海事事務所では、本土側の鳥羽マリンターミナルと鳥羽市の離島を結ぶ航路を運航する鳥羽市営定期船の新船「はばたき」に対し、鳥羽海上保安部及び三重県警察本部と合同で安全点検を実施しました。「はばたき」が9月1日に運航開始した後、初めての立入点検になります。
中部運輸局では、毎年9月を船員労働安全衛生月間としており、今回はその訪船活動の一環としての点検です。本月間は主に船員災害の防止を図ることを目的として、9月30日までの間に他の事業者の点検も予定しています。
はじめに、事務所で運航管理者にヒアリングを行い、航路の近くにある海苔養殖の網などの障害物が記載された航路図の内容や台風の接近などで運航を中止した記録を確認し、事務所と運航中の船舶との間で無線通信の聞こえ具合をテストして確かめました。
次に、新船「はばたき」(76トン)の船内で、ライフジャケットなどの救命設備が適切に使用できる状態かどうかを確認したほか、乗組員の運航資格である海技免状の有効期限切れがないかなどをチェックしました。
点検の結果、指摘事項はありませんでした。定期船の乗組員の皆様は、早朝の始発便の運航から夜間の最終便まで業務に従事されていますが、自身の健康管理にも目を向けていただくことで、定期船を利用される方々がこれまで以上に安心して移動出来るよう、鳥羽海事事務所では訪船活動に引き続き取り組んでいきます。
鳥羽海事事務所と鳥羽海上保安部及び三重県警察本部が連携し、船舶の運航管理の状況、船内におけるテロ警戒などをチェックしました。 事務所では航路付近にある海苔養殖の網などの障害物を把握できているかどうかを確認しました。 船内では救命設備が適切に使用できる状態かどうかを点検しました。