2024.12.23

静岡運輸支局では、令和６年１２月１１日（水）に静岡運輸支局２階会議室で白タク対策検討会議を開催しました。静岡県警、静岡運輸支局をはじめとする県内の自治体、観光協会など、１２機関１９名が会議に参加しました。

静岡運輸支局から「道路運送法の法体系と違反について」を説明後、静岡県警から「白タク事件の概要」を説明しました。その後、各参加機関と「白タク根絶のための取組状況等」について意見交換を行いました。

静岡県においては、新型コロナウイルス感染症が収束した令和５年度以降、訪日外国人が急増しております。静岡市の清水港や熱海市の熱海海上花火大会、富士市の富士山夢の大橋で白タク行為が相次いで報告されていました。それを受けて、静岡県警が捜査を行い、令和６年度に１４名と１法人を逮捕・立件しております。

「道路運送法の許可を受けずに旅客を運送する」という白タク行為は、運行管理や車両整備が徹底されていないことなどから交通事故を引き起こす可能性が高く、また、もし交通事故を起こした場合、乗客が十分な補償を受けることができない恐れがあるなど大変危険な行為です。

県内の白タクの数は静岡県警の検挙や利用客への啓発により、劇的に減りつつありますが、今後訪日外国人の数は増加し続ける予想であるため、白タクが再度増加していく可能性があります。

静岡運輸支局では、今後も関係機関と連携を強化し、白タク根絶のための取り組みを進めて参ります。