船員の安全衛生に係る訪船指導を実施しました【鳥羽海事事務所】
2025.09.04
令和7年9月3日、鳥羽海事事務所では、本土側の鳥羽マリンターミナルと鳥羽市の離島を結ぶ航路を運航する「鳥羽市営定期船」の船舶2隻に対し、船員労働安全衛生月間の実施に伴う訪船指導を行いました。
中部運輸局では、毎年9月を船員労働安全衛生月間としており、今回はその訪船活動の一環としての実施となります。本月間は主に船員災害の防止を図ることを目的として、9月30日までの間に管内の各事業者の訪船指導も予定しています。
今年度の安全衛生月間のスローガンは『耳で確認 目で確認 指差し呼称で更なる安全』となっており、
・作業時を中心とした死傷災害防止対策
・船員の健康確保対策
・ハラスメントの防止とメンタルヘルスの確保
等を主な重点事項とし、また、熱中症への対策や、船内に備置する医薬品類の状況についても確認する予定としております。
訪船時には、船内に備置してある医薬品類のチェック、熱中症への対策の状況、船員のメンタルヘルスに対する取組等、事業者へヒアリングを行ったほか、船内における危険箇所への措置状況について確認しました。
点検の結果、指摘事項はありませんでした。定期船の乗組員の皆様は、早朝の始発便の運航から夜間の最終便まで業務に従事されていますが、自身の健康管理にも目を向けていただくことで、定期船を利用される方々がこれまで以上に安心して移動出来るよう、鳥羽海事事務所では訪船活動に引き続き取り組んで参ります。



