蒲郡市立蒲郡北部小学校で「出前授業」を開催しました
2025.12.16
12月3日に中部運輸局と公益社団法人中部海事広報協会は川崎汽船株式会社の協力を得て、愛知県蒲郡市の蒲郡北部小学校にて出前授業を開催しました。この授業は、暮らしを支える貿易や地元の蒲郡港も含まれる三河港について学び、海運や港の重要性への理解を深めることを目的としています。
授業では、まず中部運輸局から蒲郡北部小学校の5年生45人に児童の暮らす蒲郡市と三河港について話をしました。続いて、川崎汽船の村松船長が貿易や三河港から輸出入される自動車についてご自身が乗られた船内の様子を交えながらわかりやすく紹介しました。制服姿の村松船長の姿を見た児童からは「格好いい!」と声が上がり、船内で出る食事の写真を見ると「美味しそう」と歓声が上がりました。
質疑応答では、「どれくらいの期間、船に乗っているのですか?」「船乗りの人は船酔いしないのですか?」「日本人船員と一緒に働くのはなぜ、フィリピン人とインド人が多いの?」等など多数の質問が出ました。授業が終わった後、児童が窓際に集まり海を眺めたり、村松船長が話した校舎より高い自動車運搬船の話を思い出しながら校庭を見下ろす姿も見られました。
後日、児童から届いたお礼の手紙には、「ヒツジを運ぶ船があることに驚いた」「東京タワーと同じくらい長い船やそれ以上に大きい船があることに驚いた」「三河港の役割や、毎日の生活が海運によって支えられていることをよく知ることが出来た」などの感想が書かれていました。「船に乗ってみたい」「船の仕事に興味を持った」と書いてくれた児童もいて出前授業を実施して良かったと感じています。
中部運輸局では、このような楽しく学べる出前講座を用意しています。ぜひお気軽にご相談ください。



