国土交通省 中部運輸局

中部運輸局の活動

「令和4年度 地域公共交通シンポジウム in 中部」を開催しました

2022.12.06

 

令和4年11月15日(火)、名古屋国際センター別棟ホール(名古屋市中村区)において、「「共創」により目指す、地域公共交通を活用した「おでかけ」の促進」をテーマに掲げ、交通事業者単独ではなく、官・民、分野に捉われない地域の多様な関係者との「共創」を一層進展すること、また誰もが気がねなく利用でき、豊かな社会の実現に資するような「おでかけ」を喚起させる魅力的なものであることが求められている地域公共交通について、くらしや生活の充実の視点から、どういった役割を果たすことができるのか、地域公共交通のあるべき施策の方向性を考える「地域公共交通シンポジウムin 中部」を開催しました。

当日はWeb配信も同時に行い、全国の自治体の交通、都市、観光担当者や交通事業者、シンクタンクや学生等、会場・Web合わせて230名の方々にご参加いただきました。

基調講演では、福島大学経済経営学類准教授の吉田樹氏より“「おでかけ復興」をもたらす地域公共交通の力−実現方策としての「共創」のあり方−”と題して、公共交通が選ばれない悪循環を打破する「見せ方(バスマップ、停留所の掲示改良、GTFS化など)」と「魅せ方(サービスを「束ねる・掛け合わせる」、「拠点」の設定)」の改革、また「共創」が生まれる仕組みについて事例紹介を交えてご講演いただきました。中部運輸局からは情報提供として、「新型コロナウイルス感染症拡大前後における移動需要の変化等に係る調査」において目的・地域・性・年齢別に詳細に分析して得られた結果を提供いたしました。

パネルディスカッションでは、地域公共交通ネットワークの再編とMaaSの導入・普及を合わせて行うことによって町内全域で移動利便性の向上を図った三重県菰野町の柴田町長、目的地施設・店舗のスポンサー協力を得るほか、自治体や異業種との協業により移動目的を創出して持続性を向上させたデマンド交通の「チョイソコ」を全国で展開する(株)アイシンの加藤博巳氏、病院バスと町営バスを統合し地域の輸送資源の有効活用と利便性の向上を同時に実現した岐阜県白川町の高木大輔氏を迎え、それぞれの取組における成功に至ったポイントや、課題の解決に向けてどのような公共交通施策が考えられるのか等の議論をしていただきました。

当日の講演資料はこちらのページに掲載しており、シンポジウムの様子もYouTube中部運輸局チャンネルにアップしております。当日ご参加出来なかった方、もう一度講演等をお聞きになりたい方は、そちらもぜひご覧下さい。

「令和4年度 地域公共交通シンポジウム in 中部」を開催しました

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