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北海道運輸局 > 観光に関すること > 北海道観光推進戦略

北海道観光推進戦略印刷用ページ

 基幹産業として発展を続けてきた北海道の観光ですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、観光を取り巻く環境は著しく変化しました。
 北海道の観光をこれからも持続可能なものとしていくために、観光に携わる方々との議論やコミュニケーションを通して、改めて「あるべき姿」「目指すべき姿」を考え、新たな「北海道観光推進戦略」としてとりまとめました。

 この戦略は、北海道運輸局観光部の自らの取組に関して、また皆様との連携に際して、特に重視するポイントをお示ししたものとなります。

北海道観光推進戦略の策定にあたって

 これまでの北海道観光入込客数(実人数)の推移を見ると、コロナ禍までは概ね増加しているものの、変化は緩やかです。


 一方で訪日外国人客数に着目すると、大きな変化がありました。
 例えば、コロナ禍前の2018年度の時点では来道訪日外国人旅行者数は312万人と、2013年度の115万人の3倍近くまで増えています。訪れる道内のエリアも広がり、また従来はほとんど訪れていなかった国や地域からの来訪も増えていました。

 しかし、コロナ禍の影響により、2020年度及び2021年度は訪日外国人旅行者の入込は皆減しました。



 2022年10月に水際対策が緩和された後の北海道の入込数を全国と比較すると、国内客を含んだ数は好調である一方、訪日外国人旅行者の戻りでは全国と差がついてしまっています。



 さらに、2019年と2023年の都道府県別の入込客数のシェアを比較すると、東京のシェアが大きく増加した一方で、他のエリアは横ばい又は減少となっており、地方部ではトップシェアであった北海道のシェアも減少しています。


 また、北海道における訪日外国人旅行者の消費単価は全国でも高い部類に入るものの、2019年度と2023年度を比較した場合、増加率としては微々たるものです。しかし、三大都市圏やその他の地方の消費単価は大きな伸びを見せています。



これらを踏まえると北海道の観光の大きな課題としては、

  • 日本を訪れた訪日外国人旅行者に、「北海道」を選んでもらうためにはどうすればよいか?
  • 北海道を訪れた訪日外国人旅行者に北海道で消費してもらい、その消費額が地域に適切に還元されるためにはどうすればよいか?
の2つがあると考えられますが、状況が変わればこの課題もさらに変化していきます。
そこで、もう一歩踏み込んで、その課題意識のもとを辿り、「何故北海道に来てほしいのか?」「何故北海道で消費してほしいのか?」までを改めて考えなおしました。

 その結果、「北海道の観光を、そして観光を通じて北海道という地域そのものを、持続可能にしていきたい」からだ、という答えに至りました。
 これを実現するため、一度まっさらな形から「あるべき姿」「目指すべき姿」を考え、具体の話の前段となる「今後の方向性を考えるために何を重視するのか」「何を目指したいか」など理念を中心にまとめています。

構成について


理念・総論編、実践編、資料編の3部から構成しています。

【理念・総論編】

  • 国の地方支分部局である北海道運輸局の立場から、北海道の観光行政の目指すところとして、「住んでよし、訪れてよし」の北海道の実現を掲げます。
  • これを具現化するものとして、北海道観光の目指す姿として、「地域のためになる」「地域を再発見する」「地域の魅力を活かす」「地域に負荷をかけない」の4要素を示します。
  • 目指す姿の実現に向けたターゲット・観光の形、必要な取組について総論を示します。

【実践編】
  • 「理念・総論編」の内容を踏まえつつ、北海道運輸局観光部がこれまで取り組んできた内容やこれからの方向性を示すとともに、関連する文書(方針)について示します。

【資料編】
  • 検討の前提となる基礎情報について、統計資料をベースに通覧します。

「北海道観光推進戦略」本編

以下よりご覧ください。

  • 全編(PDFファイル:565KB)
 

お問い合わせ

北海道運輸局観光部観光企画課
Email:hkt-tpd★gxb.mlit.go.jp
電話番号:011-290-2700

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