安全確保・事故防止>外国船舶の監督
国際条約では、海上における安全を確保するために船舶の登録国(旗国)は、船舶の安全性と実効性を確保しなければならないとされていますが、便宜置籍船(税金や人件費の削減を目的に外国籍で登録した船舶)や技術・経験不足の船員の増加、旗国の船舶管理能力不足を背景に、海上における安全の確保及び海洋環境の保全のための国際基準を満足していないサブ・スタンダード船が出現し、海難事故発生のリスクを高めています。
これらサブ・スタンダード船の排除を目的に、1982年にPSC(ポート・ステート・コントロール)制度が導入され、国際的な協力のもと外国船舶の構造・設備、船舶乗務員の資格、航海の当直体制及び機器の操作に必要な技量等の検査を行い、国際基準への適合の有無を監督しています。
これらサブ・スタンダード船の排除を目的に、1982年にPSC(ポート・ステート・コントロール)制度が導入され、国際的な協力のもと外国船舶の構造・設備、船舶乗務員の資格、航海の当直体制及び機器の操作に必要な技量等の検査を行い、国際基準への適合の有無を監督しています。
外観検査
書類検査
機関室の油水分離器の検査
救命艇の検査