略歴
- 平成28年04月1日
- 入省 近畿運輸局海上安全環境部 船舶検査官
- 平成31年04月1日
- 関東運輸局海上安全環境部監理課
- 令和02年09月7日
- 日本小型船舶検査機構
- 令和05年04月1日
- 中部運輸局海上安全環境部 外国船舶監督官
略歴
外国船舶監督官は、我が国海洋の安全と環境を守るために、入港した外国船が国際基準を満足しているか確認する業務を行っております。
実際に外国船に乗り込み、船舶の構造、設備、または、船員の資格等に不備がないか日々検査しています。欠陥を発見した場合は是正させ、特に重大な欠陥の場合には、改善されるまで航行を停止するといった行政処分を行うこともあります。
小さな疑問点も相談しやすく、とても働きやすい環境だと思います。外国船舶監督官は複数人で行動してチームワークが大切な部署なので、とても助かっています。
また、現場で外国人船員を相手にするのは怖そう、と思う方もおられるかもしれませんが、意外と協力的な人が多く、気さくな人も多いため、仕事をしやすく感じます。
やはり長さ300mもあるような巨大な船に行ったときです。船の端から端まで歩くだけでも大変で、その大きさにただただ圧倒されました。
また最近は、燃料の一部にLNG(液化天然ガス)を使用する等、新技術を活用した船が入港することもあります。特殊な船には追加のルールが適用されるため、それらを事前に調べることは大変ですが、現場でしっかりと確認することができたときはやりがいを感じました。
船舶系技術職では、外国船舶監督官の他にも船に関する様々な業務を経験できます。時には本省での法令改正に係る作業に携わったり、海上保安庁、領事館などで勤務する場合もあります。
今まで存在すら知らなかった人も多いかもしれませんが、他ではなかなかできない貴重な経験ができますので、少しでも興味をもって頂ければ幸いです。
所属、職名、内容などは令和7年3月現在のものです。