許可を受けた自動車運送事業者（バス、タクシー、トラック）が、物流・旅客の輸送の安全について、関係する法律・規則等に従って管理されているかを『監査』する仕事です。利用者である国民の生命・財産を守ること、安全・安心に直結する重要な役目を担っています。また、監査とは別に地方運輸安全調査官として『運輸安全マネジメント評価』を実施しています。事業者の安全管理体制の維持・改善への取組状況について評価・アドバイスします。

　管内バス会社で運輸安全マネジメント評価リーダーを初めて務め、安全管理体制の構築について評価しました。大きな会社ではありませんが、その分社長・役員がしっかり連携して安全管理に努めていました。よいところはしっかりと評価しつつ、研修や日々の業務で得た知見から、より効果が期待できる点に助言しました。初リーダーは不安も大きいですが、先輩職員に支えてもらいつつ、安全のための評価を実施しました。

　最近、軽井沢スキーバス事故から５年経って、再度注目されていましたが、バスはもちろん、タクシー、トラック等事業用自動車が事故を起こすと誰もが大きな被害を受ける可能性があります。

　自動車監査官・地方運輸安全調査官として自動車運送事業者監査・運輸安全マネジメント評価等の業務を遂行し、各事業者、さらには運送事業全体の安全意識・遵法意識を高め、事故を未然に防ぐことで、社会全体の安全に寄与していけるところにやりがいを感じます。