鉄道部技術課では、鉄道の輸送の安全を確保するため、鉄道施設等に関する業務を行っています。

　例えば、線路や駅などの鉄道施設等を変更する際は、国への手続きを必要としており、その手続きの際には、当課で審査を行っています。また、鉄道事業者に対して鉄道施設等の調査を実施し、鉄道行政に関わる政策の推進や、安全の向上促進のための情報提供を行っています。さらに、鉄道事業者に対して、鉄道の輸送の安全を確保するための取組などが適切であるかどうかなどについて、立入検査を行っております。

　鉄道行政にご協力頂いている団体が主催する中部運輸局管内の鉄道事業者を集めて行われた講習会に昨年、出席させて頂いたことです。

　講習会では私から鉄道行政に関わる取組の説明や、安全の向上促進のための情報提供をさせて頂きました。また、出席された鉄道事業者からは、鉄道の輸送の安全の向上に関わる取組等について、聴講させて頂きました。

　私はこの講習会を通して、鉄道事業者が鉄道の輸送の安全のために常日頃、尽力されていることを改めて痛感し、今後行政として何ができるのか、改めて考えることとなりました。

　輸送の安全を確保することは、運送事業における最大の目的だと思っています。鉄道施設・車両の審査にあたっては、「どうすれば安全で安心して使える鉄道施設・車両になるか」「それをどうのように具体的な形にしていくか」を鉄道事業者と共に考えています。

　そのように審査したものが、実際の施設・車両として完成し使用されることにやりがいを感じます。